いい家を見つけたと思ったのに大誤算だった話
「バレンシアでマンション購入③:内覧で見える家庭事情や経済状況」の続きです。
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前回の記事で書いた離婚カップルの物件を買うと決めた私達。トラブル発生です。
かなり気に入っていた家だったのでまさかこんな事になるとは…。
離婚カップルに注意!手付金支払い後にキャンセル
今思い出しても、いい加減にしろー!と思う話です。
離婚カップルが家を売る場合は要注意!!
2人が離婚に同意していてマンション売却に積極的であれば問題ないんですが、私達が手付金まで払った後に2か月も放置され結局キャンセルとなったマンションのオーナー達はそうではありませんでした。
不動産屋さんも辟易していましたが、どうやら女性の方が別れたくはなかったらしく、元値から6000ユーロ値下げした時も(元値ではずっと売れなかった)女性は絶対に値下げしないと言い、結局その値下げ分は男性の方が負担することになったそうです。これは私達が購入を決める前の話。
私達が買うと決めた時は、一応4000ユーロだけ値切り交渉をして手付金を支払いました。値下げしなくても購入予定でしたが、まぁ一応値切るの普通なので…。普通は「この値段ならば売りたくない」とか「売ります」と連絡があるはずなのに、「売る」のか「売らない」の連絡さえ一向に来ない。
男性の方と不動産屋はどうしても売りたくて、私たちが提示した4000ユーロの値下げ分を彼と不動産屋が負担するとまで言っているのに、女性からの返事は「今、どうするか考えているの…」なのです。
通常手付金を払った場合、売り手がサインをした後に、買い手が購入をキャンセルするとその手付金は戻ってきません。反対にサイン後に売り手が売却中止の場合はなんとペナルティとして倍返しです(それいい!)。ですが私達の場合は「ただ返事がなくて待たされただけ」なので時間を無駄にしただけでした。
正直この不動産屋さんの能力も疑いますけれど、離婚カップルには本当に要注意!
物件自体はリフォーム済みだったものの、私達夫婦のように子供がいないカップルぐらいしか買い手がないような家の作り(広いわりに部屋数やトイレ数が少なくウォークインクローゼットがあった)だったのでその後どうしたんでしょうね。
でもこのゴタゴタの間によい物件がいくつか上がってきたんです!
予算より安くて状態のいいマンションを見つけた
上記の離婚カップル物件は、手付金支払いから1か月以上経っていたので全額返金が可能なことからキャンセルを前提で、新しい物件を探し始めました。
そうしたらいくつかめぼしい物件がポロポロ出てきました。当たり前ですが2か月の間に結構変化ありました。ネットで見ただけですが、前よりも良さげな物件が多かったです。
6月のある木曜日にちょうど予算と同じ金額のある物件を見つけてすぐにサイトからコンタクトを取りました。でも金曜日になっても返事が来ません。翌週火曜日にサイトで物件を再度確認したらなんと12,000ユーロも値下がりしている!!! ちょっと驚きの値下げ率です。すぐに電話をしたところサイトの不備だったのかメールが全然届いていないようでした。そして金曜日の午後に物件を見に行きます。
95平米、部屋数3、バストイレ2(一つはバスタブ付き)、小さなバルコニー、大きな通りに面しているものの売り物件は内向きですごく静か、日当たり良好、リフォームして1年、フローリング、収納もすごく多い、シンプルで家の雰囲気にあった家具付き、バス・キッチンはガス、家電もよいメーカー(信頼のドイツメーカーBosch)、値段もこの地区のこの条件の物件にしては安い。
そのまま入居できる理想の家で即決でした。私達の予算では贅沢を言いすぎれば、もう少し安い地区に行かないと気に入る物件はないでしょう。
金曜日に内覧した時にほかにも候補がいると聞いていたので、月曜日朝一に銀行に駆け込み小切手を作り手付金を支払いました。間一髪でゲットした物件です。ま、これは買う権利をもらえるだけで、その後ローンが降りなかったら手付金も戻ってこないんですけどね!!!
「バレンシアでマンション購入⑤:自営業は辛いよローン申請で泣き笑い」に続く!
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わ~ サイトのシステム不備で12000ユーロも節約できて良かったですね!好条件みたいだし。さすが~