2021年10月パンデミック以来の遠出をしてきました。行き先はアラゴン州ウエスカ! ピレネー山脈のふもとで自然がいっぱいの場所です。
私はこの旅行の話が持ち上がった時から野望がありました。それが本記事です。
1時間からOK!ウエスカを馬で散策「Caballos Sarvisé」
前日に訪れたTorla-Ordesaから車で15分の距離にあるサルビセ村(Sarvisé)。こちらには2つ乗馬を楽しめる施設があります。
どちらも評価は高かったのですが、ウェブサイトが新しかった「Caballos Sarvisé」に、乗馬で散策(3時間)コースを申し込みました。
でもツアー2日前に日付を1日ずらして欲しいと連絡。そして前日には3時間コースが出来るガイドがいないので、2時間コースでお願いしますと連絡…大丈夫なのか!?

予約はメールでしましたが、急な変更の可能性もあるし、電話番号も渡しておくのがベターです。メッセージで、何か持っていくものありますか?って聞いたらもうウエスカは寒いから長袖・長ズボンねって言われたのにはずっこけましたけれど。
だって、乗馬ツアーの当日の明け方の気温は1度、霜が降りていましたから。いくら暖かいバレンシア在住でも半袖はなしです!

森に分け入りアラ川を渡る2時間コース
集合時間の少し前に到着したら、若い女性のガイドさんが馬に鞍を付けていました。この日は私達夫婦だけのツアーだそうです。白い馬の後ろの大きな馬が夫が乗った馬です。

お支払いをして(カードOK)、ヘルメットを渡してもらいいざ出発! まずは、少しだけ舗装された道路を行きます。

少し歩くと、牧草地が広がる道に出ます。でもまだここはかろうじて車が通れそうな感じ…。

牧草地にいた牛。茶色い牛ですが、スペインで有名なアストゥリアス牛とはちょっと感じが違います。馬上からカメラを構えて適当に写真を撮ったので、左下に馬のかわいい耳が映りこんでしまった。

ガイドさん、私、スペイン人夫の順番でツアーだったので、後ろを振り向いてパチリ。体勢が安定しないので、すごい画像に!

段々、森の中に入っていきます。この辺りは村の敷地内でツアーのために利用させてもらっているそうです。全然目印もないし、もはや自分がどこにいるか全く不明。
そして夫の馬は超マイペースで、気が付くとこうやってかなり離れて歩いてます。
手綱は握っているだけ、手が冷えたら手綱を離して馬の鬣の中に手を突っ込んで…。でもちゃんと前の馬について行ってくれます。

下の写真だとよくわからないけれど、バランスを保つために下りは身体を後ろに倒しています。反対に登りは身体を前方に傾けます。ちょっとスリリングな場面もありましたよ!

見て下さい、この景色!!!! この辺りまで来ると、シャイな20代前半のガイドさんも少し打ち解けてきて、あれは〇〇、これは○○と少しガイドしてくれました。多分普段はもうちょっとベテランの方がガイドしてくれるのかな?

2時間ツアーのコースでは、アラ川(Rio Ara)を渡ります。これがこの日のハイライト!
特に注意点などなく、行きますよーと突然川を渡ります。
馬上だから足先は濡れないけれど、私だったら腰まで水に浸かりそう。乗馬初めてで、川まで渡らせてくれるなんて冒険好きの私のテンションMax。

無事に川を渡り切ってにっこり。このぐらいまで近くだと、体を余りひねらなくても写真が撮れる。夫はスマホ落としたらイヤ!と言って、スマホで馬上にいる私の写真を一枚も撮ってくれませんでした。この役立たず。

そして川沿いを通りながらゆっくり村に戻ります。遠くに前日に行ったトルラ・オルデサ村(Torla-Ordesa)も見えました。誰もいない空間と絶景は最高の一言。

きっかり2時間でサルビセ村に戻ってきました。
馬から降りて、乗せてくれた馬にお礼を言って終わりですが…私がなかなか馬から離れないのでガイドさんに、「ここにずっといる?」って笑われちゃいました。
2時間コースのバディだった可愛い馬
こちらが私を乗せてくれたPototo(ポトト)ちゃん。他の馬と比べるとほんの少し線が細めで小さめだったかも?
ツヤツヤで体毛の種類から鹿毛(かげ)というみたいです。
2時間一緒に過ごしたからか、動物が好きすぎて若干重たい私のなでなで攻撃にも耐えてくれました。他の馬は私の事全く相手にしてくれなかったので、2時間とは言え、ほんの少しPototoちゃんとコネクトできたと私は信じてます!

スペイン人夫を乗せた馬Rayo Macqeen(ラジョ・マックィーン)は、かなりの巨体でした。体高、胴回り、脚どれをみても他の馬を圧倒する大きさ。
Rayo Macqeenは食肉用の大きな馬との掛け合わせで、身長190センチ、体重100キロ近い常連でもあるガイドさんの友人が唯一乗れる馬だそうです。身長183センチ、体重76キロの夫が乗っても余裕なわけだ。

「Caballos Sarvisé」の乗馬ツアーの注意点
肝心の乗馬レッスンですが、ほぼ存在しません。いきなり馬にまたがり、前に進む、止まる、右、左だけ簡単に教えてもらって出発。日本だったら少し敷地内を歩く練習なんかありそうですが、そういうの一切なし!
でもお馬さんがお利巧なので、馬に乗るのが初めてでも問題なしでした。勝手に前のガイドさんについて行ってくれます。
ただし、馬に乗るとかなり目線は上がるので怖がりの人はヒヤッとするかも。

ウェブサイトやGoogle Mapで画像を見ると、ショートパンツの人もいますが、森にはいって枝や藪に足が当たるので、夏でも長いパンツがお勧めです。靴は普通のスニーカーやワークブーツでOK。
秋以降は手袋があった方がいいです。手もかじかむし朝は冷えます。
乗馬体験のまとめと料金
本当に素晴らしい体験でした。馬でないと渡れない川、ガイドさんがいないと行けない場所、普段とは違った高さで見る景色。当然ながら普段住むバレンシアでは見られない景色…。
私はまた近くに行ったら絶対にリピートしたい。そして、可能であればPototoちゃんを指名したい。
料金は1時間15ユーロ、2時間30ユーロ、3時間45ユーロです。つまり1時間15ユーロですね。5時間の長いコースや乗馬経験者ならば、期間を指定すると泊りがけのツアーも組んでくれるそうです。
こんな気軽に乗馬体験が出来るなんて本当に最高でした!
「Caballos Sarvisé」の位置情報・コンタクト先
予約は電話かメールで可能です。夏などは混み合うので予約必須ですが、空きがあれば飛び込みでも対応してくれるそうです。同じ村のすぐ近くにもう一つ乗馬体験が出来る場所もあるので、空きがなければそちらに連絡してみるのもよいと思います。Google上の評価は住所:Calle Iglesia, s/n, 22374 Sarvisé, Huesca
予約は電話かメールで可能です。夏などは混み合うので予約必須ですが、空きがあれば飛び込みでも対応してくれるそうです。同じ村のすぐ近くにもう一つ乗馬体験が出来る「Caballos Casa Blas」もあるので、空きがなければそちらに連絡してみるのもよいと思います。Google上の評価は「Caballos Sarvisé」と同じ4.5です。
- 住所:Calle Iglesia, s/n, 22374 Sarvisé, Huesca
- WEB:https://www.caballosdesarvise.com/
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