冬のお約束Cocido(コシード)/Puchero(プチェロ)
スペインらしい煮込み料理を作り、バレンシア留学中の学生さんと一緒に食べました。
我が家は子供がいない2人家族なので、大量に作らないと美味しくない煮込み料理は誰かを招待した時か、後からリメイクをする予定があるときだけ作っています。
まずは材料の買い出し
今回煮込み用に買ったお肉がこちら。左上のチョリソーやモルシージャは家にあるものを使いました。右下のでっかい肉団子とBlanquet(ブランケッ)と呼ばれるソーセージみたいなのがバレンシアっぽいです。
豚足とTocino(トシーノ)と言う脂身の塩漬けみたいなのも薦められましたがパス!見えていませんが生ハムの骨も入っています。
ちなみに私はきちんと材料やグラム数を把握しているかと言うと、まったくそうではありません。大体はお肉屋さんに言って、Cocido/Pucheroを〇〇人前作りたいので、適当に見繕って下さいと注文します。
お肉屋さんとおしゃべりしながら、これは好きじゃないから入れないでその代わりアレを…みたいな感じでその日の材料を決めるので、私のCocido/Pucheroはお肉屋さんの店員さんのレシピと私の趣味が混ざった料理になります。
でも不思議といつもちゃんとこれぞスペイン冬の味にピッタリ決まります。不思議!
ガスは4つ全部使います
本当はお鍋1つで作るんですが、野菜多めが好きなのと10人前だったので別々に煮ることに。
まずはお肉を煮て出汁を取って濾した後にその出汁で、どんどん野菜や豆を煮ました。最後にスープは合わせて肉と野菜の出汁がたっぷり入った絶品スープ(一番手前の鍋)の完成です。
気になる調味料は塩だけです。ニンニクもオリーブオイルもパセリもなーんにも入れません。灰汁はしっかりとる必要がありますが、煮込めば出来るなんとも簡単な料理なのです。
コシード完成!
出来上がりがこちら!
Cocido(コシード)やPuchero(プチェロ)はまずはスープにパスタを入れて飲み、その後豆・野菜・肉を食べます。まだまだお鍋には結構な量が残っていますが、5人の留学生さん達の努力によりかなり減りましたよ。
多めに作ったのはもう一回食べたかったのとその後リメイクをするため。滋味たっぷり&これぞまさにスペイン内陸の味と言ったスープが激うまでした。
Cocido(コシード)とPuchero(プチェロ)
普通スペインでCocidoと言えばマドリード風の煮込み料理のこと。バレンシアではCocidoも食べますがバレンシア風コシードのPucheroもあります。
作り方はほぼ同じで、材料が若干違うのだけれど例えばお肉屋さんに言ってCocidoを作りたいと言っても、Pucheroに入れる材料を勧められることも。日常生活ではそれほど厳密には区別されてないのかも…と思っています。
別記事でCocido/Pucheroでリメイク料理を2品作ったのでそちらを紹介します!
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