元ミシュラン1星レストラン「Alejandro del Toro」
現在は星はついていないものの、2009年までミシュラン星付きレストランだった「Alejandro del Toro」(アレハンドロ・デル・トロ)でパエリアを食べてきました。場所はバレンシアCFの本拠地Mestalla(メスタージャ)近く、メトロ駅Aragónから歩いて1分かかりません。
「Alejandro del Toro」(アレハンドロ・デル・トロ)は2003年~2009年までミシュランの1星を獲得していたレストランです。以前こちらのレストランで働いていた人に聞いたのですが、2010年からは星を辞退しているそうです。やっぱり星付きレストランを維持するっていうのは家族や自分の時間を犠牲にしたり、客単価を上げたりでいろいろ大変なんでしょうね…。
でも庶民のわたしたち夫婦には、ミシュラン星付きだったレストランで、手ごろな値段で食事が出来るのでうれしいことではありますが。
前菜3つ+バレンシア風パエリア+デザート+コーヒー
こちらはお得なコースメニュー(23.50ユーロ~)もあるのですが、わたしたちはバレンシア風パエリアが食べたかったのでア・ラ・カルトで。前菜は軽めなので、2つか3つはいけちゃうそうです。なので3つ頼みました!
タコのグリルとジャガイモ、タラのブニュエロ(フリッターみたいな感じです)と、こちらのスペシャリティと書いてあった、Rabo de Toro(ラボ・デ・トロ、オックステール)の料理の中からラビオリを選びました。Rabo de Toroの料理何種類もあったのと、盛り合わせもありましたよ。
一番気に入ったのは、タコのグリル。最近、ガリシア風タコ(Pulpo a la gallega)ではなく、タコのグリル(炭火焼きだったりオーブン焼きだったり)を出すお店増えてきました。中は柔らかく外がカリカリで、こちらのタコのグリルは付け合わせとともにかなり美味しかったです。
そして、お待ちかねのパエリア。
お米料理専門のレストランではないので、当日予約の場合は、対応できない場合もあるらしいので、コースメニュー以外のお米料理は少なくとも1日前に予約して注文しておいた方がよさそうです。
こちらのバレンシア風パエリアは、鴨が入っています。(バレンシアも場所によっては鴨入りパエリアあります。普通は入っていませんが)なので、鴨、ウサギ、鶏のパエリアでした。カタツムリはないのと鴨からかなり味が出るので、いつも食べるパエリアとは違った趣。
パエリアは、他のレストランよりも油がよりかなり控えめです。脂っこいのが苦手な人にはおススメのパエリアだと思います。ガラフォン豆の柔らかさもパーフェクトだったんですが…わたしたちが食べるのが遅すぎたのか、予定よりも早く炊きあがってしまったのか、あと10分早く食べたかったというのが正直な感想。味はおいしかったし、おこげもよかったので残念!!
パエリアは全部食べたらおなか一杯。なので、自家製のストロベリーアイスクリーム(シャーベットみたいです)とピニャコラーダという名前のデザートにしました。控えめな甘さと上品な量で満足。
〆のコーヒー、アイスコーヒーは写真のように、作ってからサーブしてくれました。Cortado(コルタド)のカップも可愛かったです。
パエリアはやっぱりバレンシア中心部の「Navarro」かEl Saler(エル・サレール)ビーチ沿いの「Dehesa de José Luis」が好きです。でもここまでくると、これは好みの問題かも。前菜はレベルが高いし、お店もちょっときれいな恰好してディナーに向いていると思います。週末の午後だったのに、常連さんっぽいお客さんはお肉かお魚のプレート、あるいはArroz Caldoso(アロス・カルドソ、汁気の多いお米料理)を注文している人が多かったです。パエリアよりもおススメなのかも…。今度はほかのメニューを試してみます。
店舗情報:元ミシュラン星付きレストラン「Alejandro del Toro」
- 住所:Calle de Amadeo de Saboya, 15 46010, Valencia
- URL:http://restaurantealejandrodeltoro.com/
- 電話:963 218 686
- Email:[email protected]メールでの予約も可能のようです。
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