思ってた以上に美味しいものだらけだったスロベニア。
スペイン旅行なら4日目ぐらいに和食(かアジアン)食べたい、もうギブアップとなるスペイン人夫と私ですが、2週間滞在したスロベニアでは全く平気でした。なんならもっとスロベニア料理が食べたかった!
その他のスロベニア旅行記事は、こちらからご覧下さい。
スロベニア料理で美味しかったモノ
まずは塩系&食事系から!
私のNo.1お気に入りはスロベニアのスープ
寒い場所だからだと思いますが、スロベニアではよくスープを食べるようです。スペイン・バレンシアではレストランの前菜に余りスープはありませんが、大体どの場所にもビーフスープかきのこスープがありました。
ビーフスープ
きのこスープが一番好きかな…と思っていましたが、スロベニアで一番ハマったのはビーフスープでした。
牛肉のクリアなコンソメスープで、細い卵麺が入っていて、ニンジンが入っていたりいなかったり。
これがしみじみ美味しかった。出汁がよく効いているけれども肉の臭みは一切なく、塩気も抑え気味。(油&塩をドカンと使うスペイン人には物足りないと感じるような一品)
普段スープは余り好きではないスペイン人夫でさえ美味しいと一人前を平らげたほど。
ビーフスープは2回訪れたレストランのウェイターさんが、日曜日に家族と集まったら必ずビーフスープ。その後にお肉料理と付け合わせやサラダを食べるんだよと教えてもらいました。
かなり手間もかかる料理のようですがレシピを探してぜひ今年の冬は作ってみたい。
きのこスープ
きのこスープは滋味深くうま味炸裂。こちらも塩辛くありません。クリームスープで重いのかと思いましたが、全くそんな事はありませんでした。
レシピもオンラインにたくさんあり、ビーフスープよりはハードルも低そうなので必ず挑戦します!
大麦のスープ(リチェット/RIČET)
大麦のスープは、ランチを食べすぎてお腹が空かなかった日にテイクアウトしました。素朴な味で、ビーフスープやきのこスープに比べると地味ですが、疲れた胃に沁みます。
私がテイクアウトしたお店では、ソーセージ入りのボリュームあるスープもありました!
葉物が多いパンプキンシードオイルを使ったサラダ
オイルが香ばしく、どのレストランでも野菜が新鮮でキャベツ入りが多かったです。
オリーブオイルのサラダだとツナやゆで卵を入れて具沢山にしがちな私ですが、パンプキンシードオイルはシンプルな野菜(葉物野菜)だけが合うと思う。具沢山じゃなくても本当に美味しいんです。
サラダは小・大のサイズ2つ用意されているところもありました。
ソーセージ(クランスカ・クロバサ/Kranjska Klobasa)
クランスカ・クロバサ(Kranjska Klobasa)というソーセージがスロベニア名物としっかり下調べをしていた私。最初に入ったレストランでスペイン人夫をうまく誘導しこちらを注文させました。
塩辛くない&超ジューシーなソーセージ、クランスカ・クロバサは期待を裏切らない美味しさ!
Wikipediaによると、クランスカ・クロバサを名乗るには、豚肉・牛肉・脂身と、肉以外の材料水・塩・ニンニク・胡椒の割合がしっかり決められているのだとか。化学調味料や添加物とか一切ないんですね。すごい。
普段加工肉は好んで食べない私が気に入って、最終日にも注文しこの大きさを何とか食べきりました!
パプリカーシュ(Paprikaš)
パプリーシュカはスロベニアと国境を接するハンガリーの料理、正確にはソースの名前なんだと思います。
首都のリュブリャナから第二の都市マリボール(Maribor)に行く途中、つまり方向的にはハンガリーに向かっていたと言えなくもない田舎町のレストランで頂きました。
しっとり胸肉と見た目よりあっさりのソースに大満足。
付け合わせの自家製もちもちパスタも郷土料理のようです。
パプリカを使ったソースが美味しくレストランの女性に名前を教えてもらって一生懸命暗記。ネットでレシピを検索したら日本語でもいくつかヒットしたので、ぜひ作ってみようと企んでいます。
じゃがいも入りラビオリ(イドリスキ・ジュリクロフィ/Idrijski žlikrofi)
スロベニアのラビオリ? それともダンプリング?
イドリスキ・ジュリクロフィは生地がじゃがいもで出来ているのではなく、もちもち食感のパスタの中にジャガイモが詰められているスロベニア・イドリア地方の郷土料理だそうです。
スペイン人夫が気に入って、いろいろな場所で3回は食べていましたが、ソースは色々でした。ただスロベニア料理には詳しくないので、どのソースが伝統的なモノだったかは不明…。
このほか、イタリアに近い場所ではシーフードが激ウマのお店も。そちらはスロベニア旅行の別記事でレストランを紹介したいと思います。
スロベニアの甘いモノ&おやつ編
ケーキ屋さん、レストランのデザート、そしてスーパーで気に入ったモノたち。
クリームケーキ(クレムナ・レジーナ/Kremna Rezina)
久々に心から美味しいと思うケーキにスロベニアで出会いました。スロベニアの超メジャーな観光地のブレッド湖(Blejsko Jezero)で食べたクリームケーキ(クレムナ・レジーナ/Kremna Rezina)です。
層のないミルフィーユのようでパイ生地でカスタードクリームと生クリームが挟まれています。
クリームも美味しいしパイ生地もサクサク!! 普段スペインで美味しいカスタードクリームや生クリームになかなか出会えないので感動です。
サイズは7センチx7センチぐらいですが軽いので、私は夕食後1人で全部食べちゃいました。
近隣諸国にも似たようなケーキがあるらしく、クロアチアではクレームシュニッタ(Kremšnita)、ドイツ語ではクレムシュニテ(Cremeschnitte)と呼ばれるらしいです。
リュブリャナでも食べられますが、ぜひぜひ美しいブレッド湖の観光ついでに試してみて下さい! またスロベニア旅行の別記事でどこで食べたかもご紹介します。
シュレッドパンケーキ(/ŠmornCarski praženec)とリンゴソース
スロベニアに行く前は特にデザートには注目していませんでしたが、ご飯が美味しかったレストランで試し、リンゴ好きな夫が大喜びしたのがシュレッドパンケーキ(Carski praženec/Šmorn)。
英語メニューにはShredded、つまりちぎりパンケーキと書いてあり、丸いパンケーキではなく手で無造作にちぎってあるような一口サイズでした。少し酸味のあるリンゴソースにもちもち&ふわふわの生地の食感が最高。
一度しか食べる機会がなくて残念!!! ベリーのソースで食べることもあるようで、これは次にスロベニアに行った時の宿題です。
ヨーグルトバタースプレッド
スロベニア滞在中に何度もお世話になったスーパー「Mercator」でバターの代わりに購入したのが、ヨーグルトバタースプレッド。
バターより乳臭くなく、クリームチーズより酸味がないヨーグルトバターはスーパーで買ったパンに付けて朝食に頂いていました。クセがないのでジャム・はちみつ・ハムと何でも合いました。
旅行中に食べきれなかった分は、凍らせたペットボトルと一緒にタオルに包みスーツケースにいれましたが、帰国時に荷物がスイス・チューリッヒに置き去りにされダメになってしまいました。
サイズも小さめだし、今度スロベニアに行ったら最終日にでも購入したいな。
スーパーで地元の男性がすすめてくれたチョコクッキー
またまた登場のスーパー「Mercator」。こちらでパッケージがかわいいミニチョコクッキー「LEIBNIZ Choco MINIS」に吸い寄せられました。
手に取って買おうか悩んでいると、地元民らしきの同世代の男性が「買いなよ、これ本当に美味しいよ!」と後ろから声をかけてくれ、自分も一袋手に取りレジへ。(みんな英語うますぎる)
レジで隣の列になって、目が合ったので「私も買います、ありがとうございました」と伝えたらニッコリ。
サクサクのクッキー生地とミルクチョコレートがいい感じでハイキング途中のおやつにピッタリでした。こちらはスロベニアではなくドイツの会社のクッキーです。
ミニチョコクッキーだけではなく普通のクッキーやサイズが大きいものもあって、もっと買えばよかったと記事を書きつつ後悔…していましたが、バレンシアに新しくできたドラッグストアで購入出来る事を発見!! これはまた別途記事にします。
ピーナッツバター入りポッキーもどき
スロベニアのお土産でも紹介したピーナッツバター入りポッキーも、上記のミニチョコクッキー同様、もう一袋買えばよかったなと思ったしょっぱい系おやつ。食べ出すと止まらなくなるやつです。
これはどこの国のお菓子だったか失念。きっと近隣諸国ではポピュラーなんでしょうね。いくつかメーカーがあったので次はお気に入りを見つけるべく一袋ずつ買わねば。
スロベニアの飲み物編
夫はビール&ワインを楽しみ、私は主にノンアルコール…そして二人ともコーヒーに大満足! 残念ながら私はアルコールは飲まないのでビールやワインではなくノンアルコールドリンクの紹介です。
レモネード
一番びっくりしたのは、レモネード。
スロベニアでレモネードを注文すると殆どが自家製。しぼりたてレモンの粒がたっぷり入ったレモン水が出てきました。甘味はありません。
スロベニアでは甘いレモネードがいい場合はフレーバー付きを注文するみたいです。手前が甘くない普通のレモネード、奥がフレーバー付き(甘い)レモネード。
甘くないレモネードは、下戸の私にはレストランで食事の時に注文してもさわやか&食事の邪魔をしないので最高でした。旅行中のビタミン不足にもよさそうです!
コーヒー
オーストリア式なのかイタリア式なのかトレーにで水のグラスと一緒にサーブされるコーヒー。
コーヒーはイタリアが近いからか、スロベニア中どこで飲んでも大満足。
スペイン人が怒りそうだけれど、コーヒーはスロベニアの圧勝でした。スペイン人夫もいまだにスロベニアのコーヒー美味しかった…と言っております。
炭酸水&水道水
「2週間の旅行で気が付いたスロベニアの魅力」でも書きましたが、スロベニアの水道水が美味しくて感動。ピッチャーで水道水を出してくれる飲食店もあって、途中から手持ちのペットボトルに水道水継ぎ足していました。
そして、アルコールを飲まない私はレストランでは大好きな炭酸水を注文。(後半はたまにレモネード)
この赤い❤3つ並んだ炭酸水がどこにでもありました。この赤い❤が並んだピンバッジを蚤の市で買えばよかったと後悔しています。
次回のスロベニア旅行では買い損ねたピンバッジをゲットするぞ!
ヨーロッパ内での私的スロベニア料理の順位
ずっとヨーロッパのメシ順位は、1位イタリア、2位フランス、3位はポルトガルとスペインが同位かなって思っていたんですが、スロベニアが3位だったスペインの前につけてきたかも…。
スペイン料理はおいしいモノもあるけれど、塩辛くて、脂っこい、甘すぎると友人に伝えたら、スペインは素材はいいから、手をかけなければかけないほど美味しいとか言っていました(笑)スペイン人に殺される。
スロベニアの料理は、量は多いけれど、食材が新鮮、脂っこくない、塩分控えめ、スィーツも甘さ控えめ!
スペインにはミシュランの星をとっているレストランも多いけれど、私が求めているご飯はそういった物じゃないのです。普通の家庭料理や普通のレストランやバルでの食事が美味しい事が大事。
ちなみにスロベニアのレストランをGoogle Mapsで調べると、☆4以上ばかり。スロベニア料理は派手さはないけれど、他国の旅行者も食のレベルの高さは認めているんじゃないかな?
スロベニアの食についてのPDFを見つけたので、こちらをご覧下さい。次のスロベニア旅行までに読み込みたいと思います。
その他のスロベニア旅行記事は、こちらからご覧下さい。
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