スペインは、民事婚でも入籍の日を予約
このコンセプトを理解してもらえるのに、日本の家族に説明するのに苦労した記憶が。面倒な書類や手続きが大嫌いなわたしは、何度も日本みたいに簡単に入籍できたらなぁと思ったものです。
さて、書類が揃ったので、全ての書類を持ち、結婚する当人達そして証人を1人伴いRegistro Civilへ行きます。この場合の証人は、入籍の日の証人とは違います。そしてスペイン人かスペインに居住許可を持っている人が条件のようです。わたしたちは一番時間に融通が効く、年金生活Enjoy中のパートナーのお母さんに証人をお願いしました。
Registro Civilの入り口では他のお役所と一緒で荷物検査があり、それを抜けて今度はインフォメーションデスクで、番号札をもらいます。
番号が呼ばれたら、指定のデスクへ。婚姻に必要な書類を質問しに行った時に対応してくれた担当女性は、かなり感じが悪かったけれど、今回担当してくれた人は、結婚するカップルにとても暖かく接してくれる人でした。
書類提出時には、証人が必要ですが、特にお義母さんは何も聞かれてなかった記憶が。わたしたちの様子を見て偽装結婚じゃないと分かったから?(まぁわたしは偽装結婚しなくてもスペインに住めるので、余り関係ないんですが。)
担当女性が書類をチェックし、PCに必要事項をどんどん入力して行きます。彼女が作った書類にサインをし、ここからが本番。
入籍日と場所を決めます。8月はスペインはバカンスまっただ中なので、入籍出来る日というのは1ヶ月に4日しかありませんでした。
妹家族が来西してくることを考えると、その4日で、わたしたちに都合が良かったのは8月7日だけ。4月中に入籍の予約を入れるつもりが、フランス生まれスペイン人パートナーの出生証明書発行に手間取り、この時点で5月終わり。でもなんとか8月7日の最後の枠に滑り込みました。本当にギリギリセーフ。これで肩の荷がおりました…。
ちなみに、証人として付き添ったお義母さんはIDカード(DNI)を見せて、書類にサインしただけ。
これで書類提出の手続きは終わり、あとは予約した入籍日に時間通りにRegistro Civilに行くだけです。
もしわたしが、居住許可を持っていない外国人だったら… 書類提出の後に、面接日を言い渡され個別のインタビューがあるそうです。偽装結婚を防ぐためでしょうね。スペインはEU加盟国の一応先進国、そして移民を多く抱えている国ならではでしょうか。日本もあるのかな、面接…。最近はスペイン経済が厳しく、スペイン人配偶者が失業中だったり、正社員ではない場合は銀行口座証明で預金額を提出するように、なんて言われることもあるようです。
注)わたしがここで記載しているものは、あくまでも2014年春の時点で、Larga Duraciónという居住許可を保持する日本人が、スペイン人とバレンシアで婚姻するケースです。スペインでの婚姻に必要な書類は、必ずRegistro Civil(レヒストロ・シビル)にて必要な書類のリストをもらって下さい。
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