2021年10月のウエスカ・ピレネー旅行記です。
ピネタ渓谷(Valle de Pineta)のララリ平原(Llanos de Lalarri)はこの旅行で一番の絶景でした。小学生でもアクセスでき、お天気が良ければ最高の場所です。
ピネタ渓谷のトレッキングルートでララリ平原へ
私達夫婦は本格的な山登りが趣味なわけではなく、自然の中で周りを見ながら気になるものがあったら寄り道をしてゆったり楽しむトレッキングが好き。
ピネタ渓谷のララリ平原(Llanos de Lalarri)へのルートはまさに求めていたものそのもの。そしてナバラに行った時もそうだったのですが、こういう開けた場所(平原)には動物が沢山いるのも最高なんです。
ララリ平原までの道のり
まずは公共のパーキングに車を駐車します。このパーキングは駐車代が3ユーロかかりました。現金のみの支払いなので注意!
大きな紙幣しか持っていなくて困っていたカップルに両替を頼まれましたが、私達も10ユーロしか手持ちがなく、彼らの代わりに支払ってその後Bizumで3ユーロ送金してくれました。便利な時代になったものです。

ツーリストインフォメーションで一応地図などをもらい、ララリ平原まで滝がいくつかあるルートを行くことにします。

ちょうど紅葉が始まったぐらいの季節です。初めは車も通れそうなぐらいの道を行きます。

連休ど真ん中ではなかったとはいえ、山は人が少ない! マスクを外して歩いても大丈夫です。

途中に放牧されている牛がいました。夕方になると牧場の方が迎えに来るみたいです。


滝はトレッキングルートを外れなくても見る事が出来ますが、滝つぼ近くまで降りる小道があります。こういうところは必ず寄り道するので全然前に進みません。

ルートの途中からはずっと登り坂です。息が上がるほどではなくファミリーも多かったです。画像の奥に見える山には万年雪がありました。

目的地のララリ平原手前まで着ました。ここを抜けると…

こんな絶景が広がっています。

ちなみに、私達はここで引き返しましたが、本格的なトレッキングを楽しんでいるらしき男性が、この山の向こうに消えていきました。山小屋があるようです。

なぜララリ平原に来たかったかと言うと…。

ここは動物天国なんです! 小川があり、手前には牛と馬、奥は羊が放牧されていました。

左の子馬は、右のお父さん(?)にべったりでした。
ここにいる動物たちは、ナバラで出会った馬達ほど人間に慣れていないので、触らせてくれたりはしませんが、なんとも癒される光景です。
ナバラで見た馬達は、車でアクセスが出来る平地に放牧されているので、不特定多数の人間とのコンタクトが多く、人を怖がらない子もいます。

そしてお約束の、13時過ぎたらシエスタをする子馬たち。
人間と同じく、仔馬は正午を過ぎると無防備に横になっている子が多いです。
私達は持ってきたバゲットサンドやスナックをここで食べて、ぼーっとしたり、馬との接触を試みたりと、ララリ平原を堪能してから帰途へ。帰りは同じルートで寄り道なし&下りなのであっという間でした。

ララリ平原からパーキングに戻る途中にBielsa(ビエルサ)のパラドールが見えました。建物は近代的なパラドールですが、絶景が楽しめるそうです。次回はパラドール宿泊もいいかも?
ピネタ渓谷のパーキング(Parking del Valle de Pineta)
駐車場の利用は現金払いです。小銭か小額紙幣の用意を!
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