盲点だったご近所のお米料理専門店「Flor de Valencia」
バレンシアの飲食店激戦区と言えばCanovas(カノバス)とRuzafa(ルサファ)ですが、Valencia CFの本拠地メスタージャ・スタジアムからほど近い我が家の辺りも何気にイイ線いってます。
美味しいアジアンはないけれど、スペイン料理、創作料理、モロッコ料理、バル、イタリアンとなんでも揃っています。
そして最近徒歩5分のところに本格的なお米料理レストランを見つけました。近いので今まで気が付かなかったのは通っているジムの丁度隣でその先に行くことがなかったから。いやー、完全に見落としておりました。
コスパ良しな週末のランチメニュー26ユーロ!
「Flor de Valencia」の2人前から注文できる1人26ユーロのランチメニューの内容はこんな↓感じでかなり充実しています。
- パン&飲み物(初めの1杯)
- 前菜3種類
- メインのお米料理(肉系か魚介系)あるいはイベリコ豚のヒレ肉
- デザート&コーヒー
まずは、パン・コン・トマテ。そして今日の前菜の1品目Albondigas de bacalao(タラの揚げ団子)です。しょっぱなからボリュームあります。タラの塩抜きが上手でおいしい。
2品目の前菜はCoca de hojaldre con verduras y queso de cabra gratinado(パイ生地のコカに野菜とヤギのチーズを載せたもの)。ヤギのチーズが若干苦手なスペイン人夫も満足の味でした。パイ生地は焼きたてでパリパリ&アツアツ!
3品目の前菜が一番気に入ったかも。Calamarcitos al ajillo con salsa de tinta y verdejo(小さなイカのスミ炒め)なんですが、ajillo(アヒージョ)と書いてある通り唐辛子がピリリ。イカも柔らかく仕上げて合って美味です。
そしてお待ちかねのパエリア!
ランチメニューのパエリアは、
- 鴨入りのPaella Valenciana(パエージャ・バレンシアナ、バレンシア風パエリア)
- 上記と同じ材料でリゾットのMeloso(メロソ)
- Arroz del Señorét(アロス・デル・セニョレッ:食べやすいように殻を剥いて小さめに切った魚介のパエリア)
- 上記と同じ材料でリゾットのMeloso(メロソ)
の4種類からの選択でした。私たちは初めて行くお米料理専門店の場合は大抵バレンシア風パエリアを試します。一番好きなパエリアなのもあるけれど、このパエリアが一番難しい(と思っている)ので実力のほどが分かるから。
「Flor de Valencia」のパエリアは合格!!! 味・色・お米のテクスチャー(Al Punto、アル・プントと言います、アルデンテとは違います)・塩加減・ガラフォン豆の柔らかさもいい感じでした。
そして最後のデザート。
スペイン人夫の頼んだデザートは、チョコレートソースがかかっていて余りイケてない外見がとってもスペイン的でした。
わたしはコーヒープリンを頼んで大正解! 甘さ控えめでなめらかで(スペインではすの入っているプリンよくあります)とても好みでした。
場所が町の中心ではないので、週末だったので店内はご近所に住む中流階級のスペイン人で満席でした。わたしたちは次は魚介系のパエリア試してみたいと思います。前菜のタパスっぽい料理も美味しかったからア・ラ・カルタもありかな…とにかくリピート決定!
店舗情報:お米料理専門店「Flor de Valencia」
- 住所:Cardenal Benlloch, 22, 46021, Valencia
- WEB:https://flordevalencia.com/
- 電話:961 132 291
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