内覧は人生が他人の垣間見える
「バレンシアでマンション購入②:スペインの物件の探し方」の続きです。
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内覧を通して色々なものを目にしました。不動産屋さんは家を売るために必要な情報は割と教えてくれるからです。
注)写真は無料画像サイトから拾ってきたもので、私達が買う家ではありません。
離婚カップルが家を売る場合
私達夫婦が内覧した家は、離婚あるいは事実婚カップルが離婚またはカップル解消して家を売りに出すケースが幾つかありました。スペインも離婚率が高い。
別れるとなれば一緒には住まないので、どちらかが残るかあるいは各々住居を探す必要があるので住宅ローンがある場合は早く売却が必要な物件。
私達が初めに購入を決めて後にキャンセルとなった家も離婚カップルの家でした。つまり売り手が2人いるわけです。本当に疲れました。売る気あるのかって。でもこのゴタゴタがあったおかげでもっといい家が見つかったので結果オーライなんですが。
もう一つまぁまぁだった家も、離婚カップルの家で旦那さんの方はまだ子供さんと暮らしていてました。電気技師らしく家の照明はパーフェクトだったのが印象深いです。ちなみに3月に内覧しましたがまだ売れておりません…。値段下げた方がいいんじゃないの??
高齢者が家を売る場合
これは私達の希望に沿ってないな、と思ったのは独居老人や老夫婦が住んでいた家。介護が必要な人も多いので、バスルームなどが車いすや座ってシャワーが出来るようになっていて、バスタブがないところが殆ど。
リフォームなしでOKな場合も、大事に使っているとは言え古めかしい感じが漂う。一部だけリフォーム済みでちぐはぐな感じの家や、家具が古臭い家も多かったです。家具は買えばいいんだけどなんとなくココをこうすればいいんだ! とひらめきませんでした。
安い物件を購入し自分の好みにリフォームしたい人ならばいいかもしれませんが、私達は即入居希望、しばらくはリフォームなしで20年ローンも頑張って15年で返したい…と思っているので内覧をいくつかした後は新しい感じの写真を載せている家だけを見に行くようにしました。
今売るけど売主が死亡するまでは入居できない家
日本では見たことがなく驚いた家の売り方。
まだ売主は生存中(かなり高齢)。でもお金が必要なので相場よりかなり安く家を売りに出し、買い手が入居できるのは売主が死亡してから!!
そりゃ確かに死んでからお金もらってもしょうがないけれど…80歳の売主が100歳まで生きてたら20年はその家に入居できないわけで。まぁこういうのは投資物件なんかを探している人が買うんでしょうね。
投資用や貸し出し用に購入した家を売る場合
最終的に私達夫婦が即決した購入物件は、オーナーが購入後に完璧にリフォームし、貸しアパートとしていた物件を売りに出したものでした。貸しアパートだったので家具も全部そろっていて売値に含まれています。貸していた期間はたったの1年。
その他に学生用に貸し出していた5部屋もあるマンションもありました。大きすぎたのと大通りに面していて騒音がすごかったけれど、ここは二重窓にして1部屋200~250ユーロで5部屋貸したらかなりいいかもと思える感じでした。自分は住みたくないけれど…。
そして売るためだけに古い物件を安くリフォームして売りに出すマンションもあります。ここはいい感じでしたが、よーく見ると収納がとても少ない。でも素敵にリフォームしてあったので1か月ぐらいしたら売れていました。
内覧に行く時間
どの家も大体午後18時30分、つまりスペイン人夫の仕事が終わった時間を狙っていきました。余り何も考えていなかったけれど、今借りている家の西日の強さに辟易としていた私達は、午後に家の中にどのぐらい光が入るかは重要でした。
私が家で仕事をするので、1日中割と快適というのが私にとってはとても大事なのです。いくつかのマンションを比較をするときも同じ時間に内覧をしておくと比べ易いかも。
ま、でもどこの家も今借りている家より暑いところはなかったです。この家最悪じゃないのと今更思いますが、安いし自分の家ではないのでこれ以上文句は言いません!雨漏りしたり、温水タンク破裂したりしたけど。
「バレンシアでマンション購入④:手付金後キャンセル→いい家を発見」に続く!
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千夏さんの記事に触発されて、イデアリスタ、見てみました。友人がキャナメルだったっけ、海岸の近くに住んでて、Centroや大学にも通えるし、いいなぁと思ってみたらお手頃価格のピソが多くてかなり魅力的でした。旦那いわく、昔は治安が悪い地域だったそうですが、でも、バレンシアでそういう地域は再開発されて良くなってますよね。駅の裏の方とか。だから、今がお買い得なのかな~と思いつつ、先立つものが。。。千夏さんのコメントに、昨年くらいが底値だったということっですが、そんなタイミングで購入できて良かったですね。さすが、お買い物上手
Cabanyal(カバニャル)ですね。
私が留学生だった十数年前のカルメン地区、10年ちょっと前はヤバイ場所だったと聞きました。その頃のルサファはいまいちな感じで…。カバニャルはもともと荒れていた&中心部からは遠いので再開発されてもどの程度なんでしょうね。開発された場所とそうでない場所がくっきり分かれそうです!
ローンは大体80%までは降りるらしいので、後はもろもろの初めに必要な費用を加えた購入したい物件の30%程度の資金が必要みたいですね。
そうそう、カバニャルですねw カバニャルの友達の所に行くと言ったら、義母がしかめ面をしました。行ってみたら、路面電車の駅の周辺とか、そんな危なそうには見えなかったですが。それくらい、荒れていたんでしょうね。
カルメン地区もそんな少し前まではやばい地区だったんですか?ルサファ、こじゃれたカフェやレストランができて、おしゃれな感じですが、古い建物が多いんですかね?
買ったとしても、すぐには住み始める予定は無く、しばらく貸すことになると思うのですが、そんなに高級なところではないけれど貸しやすい地区はどの辺でしょうか?学生に貸すことを考えるとバレンシア大学やポリテクニコの近くのピソがいいんですかね???イバネス通り辺りとか、落ち着いてていいなと思いました。住んだことがないので、良く分かりませんが(汗)
30%程度の資金ですね。参考になりました!
うーん、どこでしょう? Benimacletかな?? 大学生も多いし、一緒に仕事をしている仲良しの語学学校が、Benimacletに家買ってうちに貸して!って言ってるし…。
idealistaの検索機能で上限の値段を入れて、地図を見ながらどのあたりが安いか探すといいですよ。私達の地区は決して激安ではないので、あまり選べなかった(笑)。
Benimoclet、見てみます!ありがとうございました
コスタデルソル→コスタブランカと間違いました。
マルベーリャより暖かく、寒暖の差がないのを期待してます。
10月末から一週間くらいバレンシアからトレビエハまで家探しに行きます。
バレンシア、楽しみです。
バレンシアは最近和食店も増えているので、ぜひ日本食も楽しんで下さい! パエリアも美味しいですよ。アンダルシアとは全く違うと思います。素敵な家がみつかりますように。
はじめまして。
バレンシアの生活がよくわかるブログですね。
今、日本におりますがマルベーリャにアパートがあります。
今度、バレンシア、コスタデルソル方面にかわろうかなあ、と考えています。
拝見していると、バレンシアは面白そうな街で、美味しそうですね!
また、教えて下さい。
コメントありがとうございます。バレンシア、気候的にはCosta del Solと殆ど同じだと思います。
ただ、マドリードとバルセロナにアクセスがよく、腐っても第三の都市なので最近は色々便利で食べ物もおいしいです。暮らしやすい街だと思います。