フランス生まれのパートナーに問題発生!
わたしが用意するスペインでの婚姻に必要な書類は、日本に行ったこともありスムーズに揃いました。
スペイン人が用意する書類は、出生証明書と居住証明だけです。簡単ですよねー。でもなめてました。ここで問題発生。
実はパリ生まれのスペイン人パートナー、出生証明書を依頼&発行するのは、マドリード。マドリードのオフィスが外国生まれの全スペイン人の出生証明書発行を一手に引き受けているようです。
パートナーの出生証明書は1度目に申請した時は1週間ちょっとで自宅まで郵送されて来ました。この時はわたしの書類が揃わないので(わたしが余りやる気がなかったとも言える?)発行から3ヶ月という期限切れ。
2通目は、春のバカンス中に日本で全ての書類を揃え、スペインに戻ってきてから発行依頼を出しました。その時点で、日本人のわたしは、「スペインに戻ってきたらすぐに書類提出が出来るようにする予定なんだから、ネットで早く申請依頼を出しておけばいいのに…遅れたらどうするんだろう?」と思ったものです。
当たりましたその嫌な予感。たまたまこの時期(4月始め)はマドリードのオフィスが激混みだったようで、出生証明をゲットするのになんと45日もかかりました。外国生まれのスペイン人はセカンドカテゴリーのスペイン人である事を痛感させられましたね。アウェー感漂っていました。
こんなに時間がかかるなんて、日本だったら10人ぐらい公務員のクビが飛んでいそうですが、ここはスペイン。なぜもっと早く出生証明発行依頼を出しておかなかったのか、と言うわたしの冷たい目線と態度に、針のむしろに座わらされているような1ヶ月半を過ごしたパートナーでした。(これで色々学んだようです。)
ちなみに、なんでこれまで2年間ものらりくらりとしていたわたしたちが、急ピッチで婚姻手続きを進めたかというと…。
それは、妹家族が8月2日から1週間なら家族全員で有給が取れるので、入籍に立ち会えると言ってくれたから。わたしはそれほど気にしてはいなかったけれど、パートナーがどうしても日本の家族たちに来て欲しいと思ったようです。
スペインは日本のように365日24時間いつでも結婚できるわけでも、思い立ったが吉日でその日に入籍なんて事は出来ません。民事婚でも、入籍の日を予約しなければいけないんです。これは外国人と結婚するからという訳ではなく、スペイン人同士のカップルも一緒です。
ま、とにかく書類が揃ったので、パートナーには半休を取らせRegistro Civilに書類を提出にGOです。
注)わたしがここで記載しているものは、あくまでも2014年春の時点で、Larga Duraciónという居住許可を保持する日本人が、スペイン人とバレンシアで婚姻するケースです。スペインでの婚姻に必要な書類は、必ずRegistro Civil(レヒストロ・シビル)にて必要な書類のリストをもらって下さい。
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