婚姻に必要な書類はRegistro Civilで確認
わたしがここで記載しているものは、あくまでも2014年春の時点で、Larga Duraciónという居住許可を保持する日本人が、スペイン人とバレンシアで婚姻するケースです。
スペインで婚姻手続きをするには、日本人のわたしは、たくさんの書類を用意しないと行けないんだろうなぁ…と憂鬱だったのですが、居住許可(Larga Duraciónと呼ばれる、永住権のようなもの)を保持するわたしが用意した書類はスペイン人のパートナーと同じもの。
ただし、日本でのみ発行される書類もあり、それらの書類は全て日本語で記載されています。外務省でアポスティーユ証明をつけてもらったり、Traductor Jurado(トラドゥクトール・フラド)と呼ばれる翻訳者に翻訳をしてもらうか、自分で翻訳した物をスペインの日本大使館か領事館に翻訳証明を付けて貰うという手間はあります。
私が用意した書類のリスト
戸籍謄本
戸籍謄本はスペインでは出生証明書になります。抄本でもいいようですが、念をいれて謄本。これは、バカンスで帰国した際に入手しました。日本のお役所仕事が丁寧で早いのでパートナー君大感激。スペイン側への提出は1通ですが、日本での手続きには2通必要なので2通。これにアポスティーユ証明を付けてもらうために外務省へ出向きました。アポスティーユ証明は、直接で向くと翌朝9時以降に受け取りが出来ます。さすが日本…。
さらにこれを以前にもお世話になった日⇔西翻訳が出来るTraductor Jurado(トラドゥクトール・フラド)のいる翻訳会社にスキャンしてメールで翻訳依頼。1週間掛からずに郵送でスペイン語翻訳が届きました。
スペインで婚姻後、日本側での手続きには、戸籍謄本が最低2通必要です。なので初めから戸籍謄本を入手したほうがいいかなと思いました。
過去2年の居住証明
わたしはスペイン在住なので、Empadronamiento(エンパドロナミエント)と呼ばれる書類を用意。これは、ネットでも発行依頼が出来たので、パートナーがまとめて申請。郵送ですぐに届くし、もちろんスペイン語の書類なので特別な手続きは何もいりません。便利すぎて驚きました。
独身証明書、婚姻要件具備証明書
実はこれらの書類は、バレンシアのRegistro Civilでもらった必要書類リストには載っていませんでした。が、念には念を入れてバルセロナの日本領事館に電話で質問し(ここでも必要ないかもしれませんとコメント受けました)、先に戸籍謄本をスキャンし、申請用紙を記入してメールで送付、後日受け取りに行きました。受け取りは代理人でも良いようですが、委任状が必要になります。わたしはたまたま火祭り期間中に仕事が休みだった日を利用して、バルセロナまで日帰り旅行しました。
書類をRegistro Civilに提出した時、「これはなくてもいいけれど、作ったのなら預かります」と言われた独身証明書と婚姻要件具備証明書ですが、バルセロナの日本領事館に行った事で、スペインでの婚姻手続き後に行う日本側の手続きを、とても丁寧に教えてもらえました。手続きに必要書類も全部いただき、行って良かったと思っています。ちなみに、バルセロナの日本領事館が発行してくれる独身証明書と婚姻要件具備証明書は、スペイン語で表記されていますので、翻訳などは必要ありません。
もし、戸籍謄本や居住証明を自力で翻訳する方は、どうせ日本大使館や領事館にお世話になるし、値段も1枚1000円程度の書類なので用意してもいいかなとは思います。
本籍のある区役所、外務省、そしてバルセロナ領事館のてきぱきした対応に助けられ、わたしの書類集めはスムーズに行きました。ほぼ全ての手続きを目の当たりにしたスペイン人パートナーに対し、日本って素晴らしいでしょうと、わたしは鼻高々でしたよ。
ということで、第一関門は簡単に突破したようですが、甘かった。なんとスペイン人であるパートナーの書類で予想外の出来事が!
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