アンダルシア仕事&親戚行脚旅行
仕事とバカンスを兼ねてアンダルシア地方を回って来ました。ルートはグラナダ→セビージャ→マラガ→ロケタス・デ・マル→マイレナ→ベルハ→エル・エヒード→アルメリアです。
10月22日~23日:El Ejido(エル・エヒード)のいとこのマリア・ルイサの家に滞在(前回の記事「Berja(ベルハ)に住むいとこのペパ」はこちらから)
マリア・ルイサにご馳走になったもの
Berjaから次に向かったのは、いとこのマリア・ルイサの家です。マリア・ルイサのお母さんが、わたしのお義父さんの一番上のお姉さんのコンチャおばさんで、御年87才。
でもマリア・ルイサの家についたらいない…どこにいるのか聞くと一人で薬を買いに薬局まで出かけたとか。耳も良いし、わたしたちの会話にもきっちり付いてきてたまに面白いジョークを言ったりします。写真を撮るよと言ったら、ちょっとこのカーディガンは見栄えが良くないから…と脱ぎ出す始末。元気だなぁ。
電話でアナおばさんからわたしの様子を聞いていたようで、大歓迎してくれました。「スペインは好き?」って聞かれたので、「大好きです。」って答えたら本当に嬉しそうにしていました。
パティオで寛いでいたら(いえ、ガツガツ生ハムやチョリソ、チーズを食べていたら)お昼ごはんができていました。
魚介の煮込みに超新鮮なとれたて野菜のサラダ。El Ejido(エル・エヒード)はビニールハウス栽培で有名で、ビニールハウスの屋根が海に見えるぐらい広がっています。マリア・ルイサと旦那さんのホセも野菜をたくさん作っているのでここの野菜も本当に美味しい。めったにスペインのキュウリを美味しいと思わないけれどこのキュウリは美味しかった。
息子さんのオスカー君も帰ってきて賑やかに食事。海外に興味があるお年ごろなのか結構日本の事を聞かれました。彼はおばあちゃんのコンチャおばさんが具合が悪かった頃はそれこそ下の世話まで嫌な顔一つせずやるような子で、成績も優秀で奨学金までもらっているそう。趣味は演劇だし礼儀正しいし欠点なし!
パパビエハを初めて食べる
翌日の朝食にはPapavieja(パパビエハ)という、チュロスに似たものをマリア・ルイサが作ってくれました。かなりお腹にたまるけれどこういう物たまに食べるとすごく美味しい! 特別な日=バカンスって感じがします。
朝食後は、マリア・ルイサと旦那さんのホセのビニールハウスを見せてもらいました。こんな大きなビニールハウス初めて見た…。お義母さんから信じられないぐらい大きいと聞いてはいたけれどこれはビックリ。(アンダルシア人らしい、大げさな発言だと思っていたわたし。お義母さんごめん!)
ホセは、弟さんと一緒に冬に備えてビニールハウスの屋根と作物の間にもう一つビニールの覆いをつけているところでした。天井を低くして温度を下げるのを防ぐためで、スペインの古い家がリフォーム時に寒さ対策で天井を低くするのと同じ原理ですね。
マリア・ルイサのミガス
昼食はパートナー君のリクエストでMigas(ミガス)。マリア・ルイサのミガスは肉も多めでかなりガッツリ系です。美味しいけれどわたしにはお義母さんのMigas(ミガス)が一番かな?
コンチャおばさんは、久しぶりにパートナー君に会ったのが余程嬉しかったのか、最後にお別れする時は泣いていました。もっとたくさん会いに来てあげないとね。でもスペインは広く、アンダルシアとバレンシアは結構遠い…よし、仕事頑張って独立してわたしだけ親戚に会いに行っちゃうもんね!会いたいのはあなたではありません!
次は、パートナー君もわたしも大好きな「イサベルおばさん」が住むアルメリアについてです。
好青年オスカー君の写真はないのですか?
愚息に飲ませる為に、是非とも爪の垢をもらってきてください。
孝行息子は現在高校生で写真をとった時には学校でした…残念。本当によい子でしたよ。これだけ大不況で奨学金がカットされている中、大家族でも低所得家族でもないのに奨学金もらってるって聞いて本当にびっくりしました。
でもおばあちゃんの世話をしていた話や奨学金の話は一切自分からしないんです。家族もしないのであとで義母から聞きました。