バルセロナのやぶ歯医者のせいで奥歯が死亡
日本帰国まであとちょっと。
春先から続けてきた留学サイト「バレンシア・スペイン留学」のリニューアルが終わり、ふと気が抜けたら…
歯が痛い!
これは、どうやら前からちょっと怪しいなと思っていた、バルセロナで7年ほど前に治療した奥歯。
日本で治療した詰め物がポロリと取れて、仕方なくスペインで治療となりました。そのバルセロナの歯科クリニックは、元上司(日本人で医師の資格もってます)が行きつけで技術も確かなので、同僚の日本人女子はほぼそこにお世話になっていました。
一度虫歯になったときはきれいに治療してくれたんですが、このときはたまたま研修生なのかわかーい歯科医で、詰め物が悪かったみたい。(舌先で触ると歯型に合わせた詰め物ではなく平ら!)
3年ぐらい前に、気が付いたらこの治療した奥歯がグラグラするじゃないですか! 慌ててプライベート歯科保険(Asisa Dental)と契約しているクリニックに行くと、詰め物の高さがありすぎて、下の歯とかみ合わせが悪く、ギューギュー押されているうちに上の歯(例の奥歯)がグラグラし始めたとか。
抜いてインプラントを勧められましたが、とりあえず応急処置として詰め物の高さを削ってくれて、それでグラグラも収まってきたので一件落着…に思えたはずなのに、先週火曜日から歯が痛い!
英語も通じる歯科クリニック「Clínica Manzanera」
木曜日になっても鈍痛が続くので、ネットで歯医者の評判や施設を検索し、保険が使える病院「Clínica Manzanera」に駆け込みました。
電話対応から、歯科衛生士さん、治療を担当してくれた歯科医の対応もとても良くて大満足でした。
予想していた通り、レントゲンのあとやっぱり痛む奥歯は抜歯となりましたが、一番奥の歯なので強引にインプラントは勧めたりせず好印象。
設備もしっかり整い、治療室も一つ一つが広くてテレビまでついてました。スペインにはやたらと薬局と歯科クリニックが多いんですがやっぱり競争に勝つには設備投資も大事ですよね…。
でも一番驚いたのは担当の歯科医のお兄さんが(経営者らしき歯科医)日本の歯科クリニックである技術(忘れました!)の研修を受けていたこと。誇らしげに日本の歯科クリニックのスタッフ全員と撮った写真が待合室に掲げられていました。担当医からも「あら、日本人なのね? 日本のどこ出身? 私の兄が日本で研修うけたのよ!」と嬉しそうに話してくれたので、日本には好印象抱いているのかもしれませんね。
そしていつものお約束ですが、日本の銀歯大人気!! 一般のスペイン人は、日本人の銀歯をみるとぎょっとするみたいですが、歯科医には羨望のまなざしを向けられます。
「なんて素晴らしい詰め物…本当に完璧だわ!これ、あなたもぜひ見せてもらいなさい…」と歯科衛生士さんを呼んだり。「最後に治療を受けたのはいつ? え、20年前のもあるの? 本当にすごいわぁ…」としばし日本の歯科医療について話が盛り上がりました。
なにはともあれ、日本に行くからすぐ何とかしてほしいというわたしの無理なお願いを聞き、本来ならば初診ではしない抜歯もランチ時間を削って対応してくれました。日本に行く頃にはほぼ抜歯した箇所も治るはず。本当にありがたかったです。
治療の腕も悪くなく(麻酔注射が上手でした)、抜歯後に歯を見せて原因は何だったのかきちんと説明してくれたのもよかったです。スペインの歯医者も悪くないなと思わせてくれました。スタッフは英語が苦手なようですが、先生たちは英語が流ちょうなようでバレンシアに留学してる学生さんたちにもおすすめです。
お勧めの歯科:「Clínica Manzanera」
- 住所:Av. de Blasco Ibáñez, 142, 46022
- WEB:
- 電話:963 72 40 37
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