バレンシア州ハティバ名物のお米料理「アロス・アル・オルノ」

スペイン料理

バレンシアでしか食べられない「アロス・アル・オルノ」

「アロス・アル・オルノ」(Arroz al Horno)はバレンシア市から電車で45分程度の内陸の街ハティバ(Játiva。バレンシア語ではシャティバ、Xátiva)の郷土料理です。

本物かどうかは別にして、パエリアという名前の料理はスペイン各地で食べることができますが、「アロス・アル・オルノ」はバレンシア州以外では見たことがありません。秋から冬にバレンシアにいらっしゃる方に、ぜひトライして欲しい料理です。

「アロス・アル・オルノ」(Arroz al Horno)

こちらの料理はアル・オルノという名前からもわかるように、パエリアのように薪やガスで直火で炊き上げず、カスエラ(Cazuela)というスペインの土鍋に材料をいれ、オーブンで炊き上げます。

豚バラ肉、モルシージャ(Morcilla、豚の血のソーセージ)、肉団子、ジャガイモ、トマト、ニンニク丸ごと1個が材料のかなりヘビーな、でもその分滋味たっぷりの寒い時期のお料理です。
スペイン・バレンシアの家庭では、コシード(Cocido)を作った翌日に余ったスープでお米を炊き上げることもあります。

本来ならば、本場ハティバまで行って食べたいところですが、旅行の場合はなかなか難しいですよね?

そんな時はバレンシア市内のアロセリア(Arrocería)と呼ばれるお米料理専門店へ。
アロセリア(Arrocería、お米料理専門店)では、「アロス・アル・オルノ」(Arroz al Horno)の場合は事前予約が必要なところが殆どなので、注意して下さい。予約時間に合わせてお米をオーブンで炊きあげるのでなるべく遅刻しない方が良いですよ。運が良ければ、メニュー・デル・ディア(Menú del día、ランチメニュー)で見かけることもあります。

皆さん、バレンシアに来たら美味しい「アロス・アル・オルノ」(Arroz al Horno)をぜひ食べてくださいね!

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盛 千夏

盛 千夏

スペイン庶民生活@バレンシアの運営&管理者。 スペインには1997年に初上陸。1999年~2001年にバレンシアに1年半留学。2002年にバレンシアに再び語学留学にやってきて、運よくバルセロナで仕事を見つけ労働許可取得。 バルセロナの医療系出版社でプロジェクトマネージャーとして働いた後、バレンシアが好きすぎてバレンシアの高級和食レストランに転職。その後は英語学校秘書、スペイン語学校のコミュニティマネージャーを経て現在は、バレンシア専門の留学エージェンシー「バレンシア・スペイン留学」を運営するしがない自営業。 家族はフランス生まれのスペイン人夫に猫が2匹。

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