第56回コンクールの結果発表
9月11日に無事国際パエリアコンクール終了しました。コンクールが終わったらさらっと秋の風が吹き始めました。Paelleros(パエジェロス、パエリア職人の複数形)の暑い夏は終わったようです…。
残念ながら、日本チームの優勝ならず。でも東京・銀座のレストラン「エル・チャテオ」が入賞にあたるアクセス賞(Accèsits)を受賞しました。
総合優勝は、コルドバのレストラン「Restaurante Arrocería Casa Pepe Sanchís」。こちらのレストランはコルドバとバレンシアの郷土料理を出すお店だそうです。サルモレホ食べてメインはパエリア…夢のようなコラボです。
メインのシェフはまだ18歳にもなっていないJosé Miguel Sanchisさん。レストランオーナーでシェフでもあるお父さん(アシスタントとして参加)はバレンシアのマニセス出身だそうです。会場で写真を撮っていたら、隣にいたメディアの人が教えてくれました。コルドバにあるレストランだけれどやっぱり作ったのはバレンシア人だろ、と外国人のわたしにもアピールしたいわけですね…うん、気持ちわかります。
José Miguel Sanchisさんは大会史上最年少優勝者となりました。おめでとうございます。
コンクールの入賞者リスト
- 総合1位:Restaurante Arrocería Casa Pepe Sanchís (コルドバ)、賞金2500ユーロ。
- 同2位:Compass Group (マドリード)、賞金1500ユーロ。
- 同3位:La Paella Ibérica(フランス)、賞金1000ユーロ。
- スエカレストラン部門1位:Restaurant Nano(スエカ、バレンシア)
- バレンシア州レストラン部門1位:Casa La Pepa (バレンシア)
- 国際部門1位:Simply Spanish Tapas Bar (メルボルン、オーストラリア)
- アクセス賞(Accèsits):エル・チャテオ(銀座、東京)、New York Yankees Steakhouse(NY、アメリカ)、Paellas & Paellos(リマ、ペルー)、La Perleta Valenciana(エル・パルマール、バレンシア)、Cervecería Tauruna(マラガ)
総合3位だったフランスの「La Paella Ibérica」は、2015年は日本チーム「バル・エスパーニャ」と一緒にアクセス賞を受賞しています。
バレンシア州部門で1位だった「Casa La Pepa」は当ブログでも紹介しています。夜にタパスしか食べに行ったことがありませんでしたが、興味ある方は「スペイン料理(タパス)ならCasa la Pepa」をご覧ください。バレンシアの旧市街にあり、タパスもパエリアも食べられて(夜パエリアOK!)便利なお店です。2014年にはアクセス賞を受賞しているので、パエリア食べに行ってみようかな?
ちなみに会食(コンクール出場者が作ったパエリアがメイン)にも、日本パエリア協会のご招待で参加させていただきました。ありがとうございます。詳しいレポートを日本パエリア協会のブログに執筆しているので、そちらをご覧ください。今年は来年スエカでの本選出場を狙っている「バルの2月」山内高広シェフと「九州パエリア」日高勇シェフも応援と視察に駆けつけていました。
熱戦が繰り広げられたコンクール会場の様子、会食の内容などはスペイン庶民生活@バレンシアのFacebookをご覧ください。色々書こうかと思いましたが力尽きました。
2016年のパエリアコンクールのビデオ
そして最後に素敵なビデオのご紹介! バレンシア観光やディナーそしてコンクール観戦も一緒にさせて頂いた日本パエリア協会のパエリアエバンジェリスト中村龍太さんが、プロフェッショナルなビデオを作成しています。1分でコンクールの見どころがぎゅっと詰まっています。ぜひご覧ください。
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