アンダルシア仕事&親戚行脚旅行
仕事とバカンスを兼ねてアンダルシア地方を回って来ました。ルートはグラナダ→セビージャ→マラガ→ロケタス・デ・マル→マイレナ→ベルハ→エル・エヒード→アルメリアです。
前回の記事「マイレナのおいしいもの」はこちらから。
マイレナ(Mairena)までは首都グラナダからはシエラネバダ山脈を越える、あるいは迂回するルートを取ることになります。そして実はグラナダ(Granada)よりもアルメリア県の首都アルメリア(Almería)からの方が近く、アクセスも良いです。
マイレナ村への行き方(2013年11月のデータです)
車
運転が好きで、なおかつドライビングに自信のある方はレンタカーを借りて行くのが一番時間の制約がなく、楽な方法です。またこの辺りはウネウネした山道と素晴らしい景観が楽しめるので、たくさんのバイカーを見かけました。アルメリア(Almería)からマイレナ(Mairena)までは車で約1時間30分程度です。
バス
アルメリア(Almería)⇔マイレナ(Mairena)
バス会社はALSA。直行便ですが、本数がものすごく少ないのが難点です。
アルメリア→マイレナ:14:30発(月・水・金)
マイレナ→アルメリア:7:50発(月・水・金)
- 所要時間:約3時間半。アルメリアからマイレナの間にある村に全部停車します。でも反対にバスからの景色は最高とも言えるかも。
- アルメリアのバスセンター: 住所:Plaza de la Estación, Almería、TEL:902 42 22 42
- バス料金:片道7.99ユーロ、往復14.42ユーロ
バス+タクシー
1. アルメリア(Almería)⇔ウヒハル(Ugíjar)からタクシー⇔マイレナ(Mairena)
バス会社はALSA。ウヒハルはシエラネバダの麓にある村の中では大きめの村で(マイレナに行くときもこちらの村を通過します)、バルや食料品の店も揃っていて、わたしたちもお土産の生ハムはウヒハルの肉屋さんで購入しました。
アルメリア(Almería)→ウヒハル(Ugíjar):8:30発、15:00発(土、日)、14:30発(月~金)
ウヒハル(Ugíjar)→アルメリア(Almería):8:30発(毎日)、14:30発(土日)
- バス所要時間:約2時間45分
- バス料金:片道6.76ユーロ、往復12.20ユーロ
- ウヒハルのバス停留所:小さな村なので、バス停留所はどこか聞くのが一番早いです。
2. アルメリア(Almería)⇔ベルハ(Berja)からタクシー⇔マイレナ(Mairena)
バス会社はALSA。アルメリア(Almería)⇔ベルハ(Berja)のルートはバスの本数も多めです。地理的には、アルメリア→ベルハ→ウヒハルとなります。ちなみに、ベルハはグラナダ県ではなく、アルメリア県となります。
アルメリア(Almería)⇔ベルハ(Berja):土日、平日により若干時刻に違いが出ますが平均9便のバスが運行しています。
- バス所要時間:約1時間30分~2時間30分(ルートによります)
- バス料金:片道4.80ユーロ、往復9.60ユーロ
- ベルハのバス停留所:こちらの地図をクリック。ベルハも大きな町ではないのですぐにわかると思います。その他のアンダルシア地方行きのバスも出ています。
このルート以外にも、アルメリア→ベルハ→ウヒハルまでバスを乗り継ぎ、ウヒハルからマイレナまでタクシーという方法や、グラナダからベルハまでのバスなどもあります。バスの時刻については、ALSAのサイトでチェックして下さい。英語版もあり、町や村の名前を入れると時刻がチェック出来ます。あるいは宿泊先のホテルなどに確認してもらうのもいいと思います。
タクシー会社
スペイン語で電話やメールでタクシーの予約をするのに自信が無い方は、宿泊先のホテルの方にお願いするのが良いでしょう。
ベルハのタクシー(TAXÌS MARTINEZ FERNANDEZ)
- 住所:Paseo Cervantes, 8, 04760, Berja, Almería
- TEL:6896385884/650491712
ウヒハルのタクシー(Auto Taxi Ugíjar)
- 住所:Calle Gloria 40, 18480, Ugíjar
- TEL:958767201/616448634
- Email:[email protected]
マイレナのタクシー
- タクシードライバー:Adolfo Martín Martín
- TEL:629543744/958767161
実はAdolfo(アドルフォ)さんはマイレナ村でオリーブオイルを作っています。興味のある方はアドルフォさんに電話してみて下さい。おいしいヴァージン・オリーブオイルが買えますよ。私は図々しくも工場の中を見せてください、写真取っていいですかーって聞いてオリーブオイルの作り方などを説明してもらいました。昔はあと2軒ほどオリーブオイルを作っていたようですが、現在マイレナ村ではAdolfoさんのみオリーブオイルを作っているそうです。
1920年~30年のアンダルシアの山村の様子が分かる本
こんな本を見つけました。「グラナダの南へ―スペイン農村の民俗誌」(ジェラルド・ブレナン著)というタイトルで、1920年から1934年にかけてマイレナから2つ先の村、Yegen(イェヘン)に居を構えたイギリス人(著者のジェラルド・ブレナン)が当時の村の生活、仕事、冠婚葬祭などについて綴っています。ちょうど、長寿で89才まで元気だったお義母さんのお父さん(パートナー君のおじいさん)が子供の頃の暮らしがわかるんじゃないかと読み始めました。残念ながらKindle本では原書(South From Granada)しか見つけることができなかったのでまずは英語からスタートです。分からない単語があってもKindleなら単語を長押しすると英和辞典が立ち上がるので便利。
2003年には「グラナダの南へ―スペイン農村の民俗誌」をベースにしたスペイン映画「Al Sur de Granada」も制作されました。スペインの著名な俳優がたくさん出演しています。興味のある方はトレイラーをチェックしてみて下さい。
次は「マイレナのホテル」についての記事をUP予定です。
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