オチャガビア側からイラティの森を周遊するルート
「ナバラ・イラティの森へ⑤:トレッキング前にかわいい馬達に出会った!」の続きです。
放牧されている馬や牛に会える天国のようなスポット「Paso de Tapla」を後にして向かった先は、2つあるイラティの森専用のパーキングのうちの1つ。
こちらの駐車場は無料ではなく、周辺の村の宿泊施設を利用している場合は割引があり2ユーロ、そうでない場合は5ユーロの駐車料金がかかります。
パーキングには、小さなツーリスト・インフォメーションがあってこちらで詳しい地図などがもらえます。
ツーリストインフォメーションのスタッフはトレッキングルートにも詳しいので、どんな感じで歩きたいか、例えば半日トレッキング、がっつり歩きたい、体力に自信あり…などを伝えると実力&体力に合わせたルートを教えてもらえます。
スペインとフランスを行き来するルートを歩く
私達が歩くルートには、この黄色い矢印があるので、これに従って歩きます。
約10キロ、3時間~3時間30分のルートですが休憩や立ち止まって写真を撮ったり景色を楽しむ時間を入れると4時間ぐらいかな?
私達がおススメされたルートは1日ずっと歩き通しではないけれど、アウトドア好きじゃない人や普段インドア過ぎる人にはきついルートです。トレッキングとハイキングの間ぐらい?
初めはこんな感じの道で、まぁ…緑はキレイだけど普通です。
このルートは、見えない時もありますがほぼずっとイラティ川(Río Irati)沿いに進みます。
こちらは歩いてすぐに見えるクボの滝(Cascada de Cubo)。
段々道なき道になってきました。
ちなみに、9月第一週なのに人が全然いません。皆同じ方向に向かって歩いているので、誰かに追いつかない限りは人に会うがなかったです。
次の画像は閲覧注意です。
イラティの森には、日本では見たことがないほど大きいナメクジが沢山います。
しっぽの方が道に落ちた木の枝に隠れていますが、ほぼ私の足と同じサイズのナメクジ。蛇も見かけました。
このトレッキングルートは、スペインからスタートし、国境を越えてフランスに入りスペインに戻ってくるルート。
フランス国境に近づく手前はかなりきつい坂が続きます。
国境を越えてフランス側に!
スペインとフランスの国境に到着してあっさり国境越え。
何も表示がないので、スマフォのGoogle Mapで現在位置を見ながらここが国境と確認。スペイン人夫がいる側がフランスです。彼はパリ生まれなので自分の生まれた国に戻ったことになります。
もちろんパスポートコントロールなんかは一切ありません。
ぱっとひらけたフランス側。
イラティの森は背の高いブナが沢山生えているのでうっそうとした森ですが、木がない場所は色鮮やか。春は花が咲き乱れてものすごくきれいなはず。
森から出て太陽の光を浴びると、暑い日で、体温調節をこまめにしないといけない山の服装は難しいですね。前を歩いてた女性たちは、軽装でした。
昔は、船のマストに使う木材が大事な収入源だったそう。これはその木材を運び出すためのリフトのようなもの。
ルート上にいくつか、木材に関する展示があります。
川を渡るとまたスペイン側に戻ってきて、ゴール(パーキング)はもうすぐそこ。
ちょうどポルチーニ茸(スペイン語でBoletus)のシーズンが始まったようで、ポルチーニ茸狩りをしている家族に出会いました。
私も見つけたけど、かじられているような…。まだ旅行前半きのこはそのままにしてランチに向かいます。もう2時を回り、お腹ペコペコ!
そしてゴール!
画像左上に見える白い建物は、パーキングにあるレストランです。ゴールは2時30分でした。休憩は1回でしたが、写真を撮ったり景色を見るために立ち止まったりで、歩くペースは遅くなくても4時間かかりました。
さてこれからお待ちかねのランチです!!!
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