コロナ禍日本帰国:お弁当に興奮!強制隔離生活と濃厚接触者になった

日本

スペインから日本に入国する場合、12月10日に日本に到着した私は翌日12月11日から3日間が検疫が用意したホテルや宿泊先での強制隔離期間となります。

ホテル隔離期間のお楽しみは…もちろんお弁当と熱いお風呂。せっかくなのでお弁当は全部紹介します。濃厚接触者認定もされたので、その時の様子なども。

ホテル隔離は到着翌日が1日目なので到着から3泊4日で退所

到着時間にもよりますが、午前中早い時間に日本についてもその日は1日目ではなく到着日は0日目。翌日から1日目として換算されます。検疫所が用意したホテルあるいは宿泊施設からは、到着から3泊4日目の朝に退所です。
ただし、退所日に陽性反応が出たり、同じフライトにオミクロン株の感染者が出た場合は陰性であっても強制隔離が続くそうです(自主隔離中でもお迎えが来るそうです)

強制隔離先は横浜のアパホテル

アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉で3日間過ごす事となりました。

私のお部屋は16階のシングルルームです。11平米のお部屋。シングルだけれどベッドは140センチで大きい! ベッドの下と、テレビ側の壁に少し隙間があってここにスーツケースを入れる事が出来ます。賢い。

横浜アパホテルの強制隔離部屋

電気ポット、グラス、紙コップ、コーヒーと粉末ミルク、緑茶、ヘアドライヤー、パジャマ、メモ帳とボールペン、空気洗浄機(加湿器)、消臭スプレーはお部屋にありました。
バスルームにも、ボディソープ、シャンプー、リンス、ヘアゴム、麺棒、ヘアブラシなど用意があって3日ぐらいなら全く問題ないです。タオルも3日分用意があり、生活に必要なものはなんでも揃っています。

横浜アパホテルの強制隔離部屋

11平米だし、スーツケースが3つもあるのですごく狭く見えますが、ここに見えているスーツケースは全てベッドの下にしまいました。クローゼットはありませんが、ハンガーとコート掛けはあります。

横浜アパホテルの強制隔離部屋

一番残念だったのは、窓がすりガラスだったこと。外が全く見えません。3日も外が見えなくて平気かと思いましたが…私は全く平気でした。自分の鈍感力に驚きです。

横浜アパホテルの強制隔離部屋

ちなみにこのぐらいの大きさの部屋だと、スマートウォッチによると1日の歩数は250歩でした…。ここに2週間いたら確実に体が衰えそうです。

ホテル強制隔離0日目(12月10日)

検疫を受けてホテルに入ったらもう18時前。まずは到着日にもとお願いされたので検温して、スマホから体温を登録。

0日目の夕食

お部屋に行く前にお弁当を渡されたので、その後すぐにご飯を食べました。なかなか豪華じゃないですか?

ホテル入所日のお弁当(夕食)

ホテルの食事は宿泊先によってかなり違います。私が滞在していたアパホテルは和食の時はほぼ毎食おにぎりでした。おにぎりはお腹が空いていない時には取って置けるので便利!

お腹はとてもすいていたのですが(機内食は少なく、空港では到着後も何も食べられなかった)、揚げ物の春巻きとごま団子や餃子はちょっと食べられませんでした。ごめんなさい。
毎日お弁当には持ってきたインスタント味噌汁を付けていました。温かいものがあるとお弁当が美味しく食べられます。

この日は夕食後すぐにお風呂に入り、緊急の仕事を片付けて早めに寝る事にしました。

ホテル強制隔離1日目(12月11日)

時差のため朝6時前に目が覚めて、ベッドで仕事のメールをチェックしたりゴロゴロしていたら…朝7時ぐらいに、ホテルのチャイムがなりました。この日退所予定のPCR検査(唾液)のキットを配ったので検査をするようにとのアナウンスです。

PCR検査を受ける人つまり退所者が多かったらしく、この日の朝食のアナウンスは9時ちかくでした。

11時過ぎにショックなメールを受け取りました。同じフライト搭乗者にコロナウイルス陽性者がいたと言うお知らせです。

メールによると、濃厚接触者と判明した際には改めて連絡があるとの事。まだこの時は何もわからないので、取り敢えず母親にだけ連絡しました。

昼食は13時ぐらい、夕食は19時少し前に配膳の連絡(ドアノブにかけてあります)でした。

この日は何となくニュースを流しつつ、仕事。自営業なので週末関係ないのもあるけれど、なるべくこの隔離期間中にサイトのアップデートを!と思ってがっつり仕事しました。

AIによるビデオ通話、現在地報告は各1回でした。

1日目の食事(朝・昼・夕)

朝食はパン・ヨーグルト・洋食のおかず。野菜も卵もあるし十分内容。でもパンは小さめだから若者は足りないかな??
朝食時には備え付けのコーヒーではなく、スペインのスーパーMercadona(メルカドーナ)のインスタントフィルターコーヒーを飲んでいました。

1日目の朝食

朝食は、おにぎり2個、果物&野菜たっぷりで、お肉・魚まで入っているヘルシーでボリュームがあるものでした。全く動かない生活だし、こんなにおかずが多いとおにぎりは1個でいいのだけれど、コンビニおにぎりが懐かしすぎて2個ぺろり。

1日目の昼食

1日目の夕食も野菜モリモリでお魚とお肉が入っているバランスの良い食事でした。ただこの時からおかずを全部食べるとお握りは1個しか食べられなくなります。おにぎりは取り敢えず残しておいてお腹がすいたら食べる事に。

横浜のアパホテルのお弁当は冷たいけれど、野菜多めで味付けも塩辛くなく美味しい。

2日目の夕食

ホテル強制隔離2日目(12月12日)

時差ボケのため6時前に起床。目が覚めたらお腹が空いていたので前日のおにぎりを頂きました。明け方1時には賞味期限が切れているので、自己責任です。
PCR検査についてのアナウンスがなかったので、この日は私がいるフロアには退所者はいなかった模様。

この日も基本的にずっと仕事ですが、夕方になって濃厚接触者の可能性が高いと言う連絡を更に受けました。濃厚接触者については同じ記事内の最後をお読みください。

2日目の食事(朝・昼・夕)

この日もよく考えられたお弁当でした。感謝してます。

いつもと同じ機内食っぽい朝食のお弁当。朝におにぎりを食べちゃったのでパンは食べず残しました。サラダがいつもパリパリで美味しい。

2日目朝食

昼食のお弁当は、ローストポーク、サバ、野菜にデザートがミニドーナツ!!相変わらず野菜も多いし品数も多くて本当にすごい。お弁当は当たりだったと思います。

2日目昼食

そして夕食はひそかにあこがれていた、9つにお弁当箱が仕切られたやつ! この日はワカメスープが付いてきて、お弁当の中にご飯ものがあったので、おにぎりはなしでした。
でも味はいつものお弁当の方が良かったです!

2日目夕食

ホテル強制隔離3日目(12月13日)

ホテル退所予定日。6時45分にPCR検査のキットの配布が終わり唾液の採取をするようにとアナウンスがありました。
7時15分にはキットの回収、朝食は9時です。
この日の昼食は14時にずれ込み待つの辛かった…って少し前までスペイン時間の14時にランチを食べていたとは思えない発言。

15時30分ぐらいに内線電話で陰性の連絡があり、準備しておいた荷物をもってすぐに地下駐車場に降りてバスに乗り込み出発、14時15分には羽田空港に到着して解散となりました。

私はハイヤーを手配していたので、ハイヤーの方に連絡をしたところ予定よりかなり早い時間だったのにもう空港で待機していてくれました。おかげで早く都内の実家に到着する事が出来ました。

3日目の朝食

最終日の朝食も洋食でした。毎日卵料理とヨーグルトが入っていてテンションアップ。しかも内容も毎日違う。私がスペインで食べている朝食よりよっぽどちゃんとしています。

3日目の朝食

3日目の昼食

これが最後の昼食。この日も野菜とフルーツがもりもり。フルーツは1日おきに提供されるのかな?やっぱり今日ももうおにぎりは1個しか食べられず、残ったものは自主隔離先の実家に持っていく事になりました。

3日目の昼食

濃厚接触者の連絡とやらなければいけない事

前述のとおり、搭乗者は少なかったけれど、出国前のPCR検査では陰性だったのに羽田空港到着後に陽性がでた人がいました。感染者が同じフライトにいたと言う最初の連絡は入国の時に登録したメール経由です。
個人的には、コロナウイルスの感染者が多いヨーロッパ、気を付けていても感染してしまう可能性が高いので気の毒でした。

同じフライトに陽性者がいたと言うお知らせメール

濃厚接触者である可能性が高い場合には、入国健康確認センターから連絡がある…と言う内容だったのですが、その後全く連絡がなかったので安心していました。

でも2日目の夕方に濃厚接触者の可能性が高いという非常にあいまいな連絡をMy SOS(アプリ)経由で受けます。

最初のメール連絡からかなり時間が経っていたので、すっかり自分は濃厚接触者ではないと思っていました。なぜならば同じフライトでも席が近くなければ関係ないだろうし、席が近かった場合は入国時に席を申告しているのですぐに濃厚接触者が判明すると思っていたから。こんなに時間が経ってからの連絡って…。

コロナウイルス濃厚接触者のお知らせ

上記の連絡がアプリMy SOSからあったのが2日目の17時45分。
日本の電話番号がないので急いでSkypeに課金し、My SOSのヘルプセンターに電話をしてみましたが、時すでに遅し。なんと18時で終わっていました。アプリのヘルプなのにこんなに終わるの早いの…。

そしてこの「濃厚接触者である可能性が高い」というのもはっきりしない。
「センターのHPを見て」という日本語も意味が分かりにくくてイライラ。
友人から、英語のテキストの方が分かりやすいよと言われて笑っちゃいました。私達2人とも日本人なんですけどね!

この日から現在地報告とAI電話は1日2回となりました。多分濃厚接触者と判明したからです。

一応実家の母には高確率で濃厚接触者である事を伝え、実家に隔離部屋を作ってもらう事にしました。トイレも2つある家(仕事用&プライベート用)良かった…。実家の母曰く、実家のある地区管轄の保健所からすでに実家に電話連絡があったようです。(実家の電話番号を日本での連絡先としていたため)

3日目の朝食後すぐに管轄の保健所に電話をするとすぐに担当の方とお話が出来ました。

その際昨日のMy SOSのメッセージのような「濃厚接触者である可能性が高い」というような曖昧な事ではなく、ちゃんと同じフライトで前後2席に感染者がいた、つまり私は濃厚接触者にあたると教えてもらえました。

ただ濃厚感染者とはいえ、最終日の検査で陰性が出れば自宅で自主隔離で問題ないそうです。
また日本の保険証があれば、濃厚接触者として管轄のクリニックで無料で検査可能と言う事でした。でもこのPCR検査は義務ではないので、症状などがなければしなくてもOKと言われてびっくり。

ちなみに同じフライトに搭乗していた陽性者が、オミクロン株に感染していた場合は後から連絡が来て検疫所が提供する隔離施設にまた入る事になります。ヨーロッパはオミクロン株も増えているのでかなりギャンブルです。

と言う事で現在12月24日クリスマスイブの本日が、自宅での自主隔離最終日となりました。両親も若くはないし、ワクチン接種からすでに半年以上経過、オミクロン株は感染力も強いので一応ずっと一人で別室でご飯を食べ、マスク生活をつづけました。

また木下グループで安いPCR検査(郵送)を受けたりもしたのでその件は別途UPします!

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盛 千夏

盛 千夏

スペイン庶民生活@バレンシアの運営&管理者。 スペインには1997年に初上陸。1999年~2001年にバレンシアに1年半留学。2002年にバレンシアに再び語学留学にやってきて、運よくバルセロナで仕事を見つけ労働許可取得。 バルセロナの医療系出版社でプロジェクトマネージャーとして働いた後、バレンシアが好きすぎてバレンシアの高級和食レストランに転職。その後は英語学校秘書、スペイン語学校のコミュニティマネージャーを経て現在は、バレンシア専門の留学エージェンシー「バレンシア・スペイン留学」を運営するしがない自営業。 家族はフランス生まれのスペイン人夫に猫が2匹。

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