仕事とバカンスを兼ねてアンダルシア地方を回って来ました。ルートはグラナダ→セビージャ→マラガ→ロケタス・デ・マル→マイレナ→ベルハ→エル・エヒード→アルメリアです。
10月18日~20日:ロケタス・デ・マル(Roquetas de Mar)とマイレナ(Mairena)に滞在(前回の記事「アナおばさん」はこちらから)写真はクリックすると拡大しますので、是非大きな画像で楽しんで下さい。
こちら右の写真は、お義父さんの10才年上のお兄さん(80才)で、ホアキンおじさんといいます。(アナおばさんのお兄さんでもあります)そして、ホアキンおじさんの奥さんは、お義母さんのいとこです。本当に村は狭い。
そしておじさんはなんと羊飼い(Pastor、パストール)でした!
帽子と杖が似合っていてものすごくカッコイイ!! スペインも年々羊飼いが減っているのでまさか自分のおじさんが現役の羊飼いだったとは…。
おじさんは若いころは主に畑仕事で食い扶持を稼いでいたようですが、引退後は趣味で「羊飼い」をしています。たまーに「羊飼い」やめようと、羊を売るらしいんですがまたすぐに退屈して新しく羊を買う、ということを繰り返している模様。でもこうやって羊(ヤギも若干います)の世話で毎日たくさん歩くのでものすごく元気です。ゴールデンレトリバーのお利口な牧羊犬もいるけれど、2代目を養成中なのか、かわいいジャーマンシェパードも飼っていました。ちなみに、ホアキンおじさんと、アナおばさんは村でも1・2を争うお金持ち(土地持ち?)らしいですが、いつまでたっても仕事やめる気配なしです。
羊は臆病なので近づいて来ませんでしたが、ヤギは好奇心いっぱいで、小屋に入ったら近づいてきて頭を撫でさせてくれました。でもおじさんに、言われた通りちょうどノミ退治の薬を塗布したばかりで、ノミが大暴れ中…羊とヤギを見学した後は、着ていた洋服は全部洗濯です。それでも靴に少しノミがいたのか後からたくさん刺されました。でもノミぐらいじゃ懲りませんよ、わたしは。次回マイレナに行ったら絶対におじさんにひっついて(迷惑そうですが)1日羊飼い体験させてもらいます!
次回は、「マイレナのおいしいもの」をお届けします。
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偶然にもこんな本をみつけました。1920年~1934年にマイレナ村近くのジィェセン(Yesen)村に住み着いていた、イギリス人の書いた「グラナダの南へ スペイン農村の民俗誌」という本です。↓
ジェラルド・ブレナン著で、彼はスペイン関係の本をいくつか書いているようです。1920年代のウヒハルや、マイレナ村も家を借りる候補地だったなんて記述もありもあり、お義母さんのお父さん(パートナー君のおじいさん)が子供の頃の暮らしがわかるんじゃないかと興味津々です。単行本なので、写真もあるんじゃないかな? 読んでみたい! わたしはとりあえずKindle本で英語の原著(South From Granada)を見つけたので、原著から読み始めています。(和英辞書が付いているので読むのは簡単!)次は日本で単行本を手に入れたいなー。次回はジィェセン(Yesen)にも足を伸ばしたいものです。
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