2012年の火祭りの記録
バレンシア歴は割と長いのですが、この火祭りで初めて食べた物があります。もちろん伝統的なものなのですがどこでも買える/食べられると言うわけではないので知りませんでした!
初めて食べたいちぢく入りブニュエロ
中央市場で日本から来た友達にあげるために乾燥いちじくを大量買いしたときに、売り場のおばあちゃんとお客のおにいちゃんが、「いちじく入りのBuñuel(ブニュエロ、カボチャ入りの揚げ菓子)もあるんだよ、マサマグレイって村の辺りではよく食べるんだ」と教えられてから、こちらの屋台が気になっていたんです。
バルセロナから来た友達と家で夕食を食べた後、ちょっと味見してみることにしました。
いちじく入りなので、普通のブニュエロよりは少し高いです。6個で4.5ユーロだったかな。
いちじくがカットされるかペースト状にされたものが生地に練り込んであるのかなぁって思っていたら大きな間違いでした。
リキュールにつけた乾燥いちじくを丸ごとブニュエロの生地に包んで揚げ、砂糖をかけたものでした。
いちじくはやわらかくほんのりリキュールの味がして、生地がもっちりで今まで食べたブニュエロより数倍おいしい。
・・・実はブニュエロは火祭時期の食べ物という位置づけで食べていて、おいしいと思って食べた事なかったけれど、これはおいしい。
残念なことに揚げたてではなかったけれど、それでも揚げ油の重さを感じません。夕食食べたばかりなのに1人2個ずつぺろっといただいちゃいました。
多分おいしさの秘密は昔ながらの手ごねで生地を作るから。伝統的なバレンシアの衣装を着たおじさんと若い男の子が二人でやっているお店でした。今時みんな機械でバンバン練ってどんどん揚げるお店が多いのにこれは貴重!
今日の記事の写真2枚はaccoちゃんからいただいたものですが、見かけはかわいい丸の内OLみたいなのに、ラテン気質なので「師匠、写真とらしてっ!」なんてお願いして照れる男の子の写真撮ってました。あの時は大笑いしたけれど、ブログに大活躍です、ありがとう。
もう火祭は終わったし、屋台もないはず。来年は屋台が出たらすぐ買って思う存分楽しみたいものです。
店舗情報:いちじく入りブニュエロの屋台
毎年下記の場所に屋台が出現します。大体3月10日過ぎです。
- 住所:Calle de San Dionisio, 1, Valencia
今ようやくバレンシア日記書き終えたんだけど、ナナイチちゃんのブログを読んでて、師匠の写真載せるのわすれてた事に気付いた!後で私も追加しとこーっと。
おいしくて楽しい3日間だったよ。ほんとにありがとう!
あはは、そうだよぅ! 師匠の写真のせてあげないとっ!
来年は絶対にあそこの屋台が出た瞬間に買い食いするって決めたの!1人で6個食べられる気がする。
普通のも今度は食べて見る。始めておいしいって思ったわ、ブニュエロ。