ユーロ後のスペインの物価や給料はどうなったか
パートナー君のお姉さんがメールで添付してくれた画像です。
とあるウェイター君がこんなに物価が上昇しけど給料は全然上がってないんだぞ、と具体的に紙に書いてどこかに張った物らしいです。(メトロの値段を考えてこれはバレンシアではなく多分マドリード)
ものすごい物価上昇率・・・。
1999年と言えばちょうどわたしが留学生をしていた頃で、そりゃー物価が安くスペインっていうのはなんて住みやすい国なんだろうって思ったのを覚えています。
お給料は安くても1ヶ月バカンスはあるし、物価が安いから悠々と暮らせるし、スペイン最高と、素敵なスペイン生活を夢見て2002年にスペインに再上陸。
そうしたらペセタからユーロに貨幣が切り替わり物価はあっという間に上昇!
まさにうなぎ登りとはこのことでした。日本は確かに物価が高いかもしれない。でもそれに見合うだけのお給料をもらっている人はたくさんいるけれど、スペインは物価高くなっちゃってお給料も据え置きで。
物価は4倍、お給料はたった100ユーロのアップ
この画像の下にも書いてあるけれど、物価はほぼ4倍なのに、お給料は100ユーロしか上がってないという事実。1999年に145,000ペセタというのは約日本円で10万円。でもこれで十分生活出来た。
今900ユーロのお給料だと一人暮らしは出来ないので、アパートシェアか、恋人と暮らすか、いつまでも親の家にやっかいになるか。
ユーロに切り替わってからは、1000ユーロ程度しかお給料がもらえない、ミルエウリスタ(mil eurista)という言葉もあります。
たまに、パートナー君と、二人ともちゃんと仕事があるってすごく恵まれていることだよね、って話すぐらい。(夫婦やパートナーのどちらか一人が失業中なんてあたりまえ)
景気の回復の兆しが肌で感じられないスペイン。しばらくの間、スペインは暗闇を迷走するのかなー。
ちなみに、1999年はコーヒー一杯80ペセタ(55円程度)・・・安い!そしてバレンシアはこのリストよりもっと安かった・・・。
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