第二の朝食? バレンシア人大好きAlmuerzo(アルムエルソ)
週末例のごとく寝坊したら…完全に朝食のタイミングを逃しました。なのでAlmuerzo(アルムエルソ)行ってきました!
スペインでは1日の食事時間が5回と言われています。まぁ言われているだけで、大人でがっつり5回も食べている人はあまりいません。そしてバレンシア人は午前の軽食(おやつ)を真剣にとらえる人々だそうです。スペイン中どこにでもある習慣なので、本当にバレンシア人が傾ける情熱が他よりすごいのかどうかは知りませんが…。
ちなみに、ブランチとアルムエルソの違いは、わたしが理解するところでは、ブランチはおしゃれ系で、朝食と昼食が一緒=夕食まで食事なし。アルムエルソはおしゃれではなく、そして昼食もしっかり食べる。たとえ食べる時間が遅くなったとしても。
「La Menina」のAlmuerzo(アルムエルソ)
我が家の近くは庶民的なバルもたくさんあるので、気になっていたバル(カフェテリア)に行ってみました。特に観光客にお勧めとか、絶対に立ち寄るべき店ではないのですが、なかなか気に入ったので今後我が家のアルムエルソ・スポットになりそうです。朝なのでそれほど気温も高くなく、木陰のテラス席が気持ちよさそうだったのでテラス席へ。
テラス席だと放置されがちですが、すぐに注文を取りに来てくれて、オリーブと殻付きピーナッツを出してくれました。殻付きは結構珍しい。お皿を下げるタイミングもバッチリ。こんなにしっかりしたサービスめずらしい!
Medio bocadillo(メディオ・ボカディージョ、小さめのバゲットサンド)でスペイン風オムレツ(Tortilla de patatas、トルティージャ・デ・パタタス)にソーセージを追加してもらいました。あれとあれを一緒に…みたいな注文はスペインは臨機応変に対応してくれます。
スペインどこでもそうなのかは知りませんが、Medio(半分)というサイズのbocadillo(ボカディージョ)を頼んでも、半分以上の大きさが出てきます。なんで? お味は美味しゅうございました。満足です。パンも悪くない! ちなみにボカディージョの種類は口頭で説明でした。ちょっと難易度高め?
気になるお値段は飲み物、ボカディージョ、コーヒーを入れて2人で丁度10ユーロでした。ボカディージョは2.30ユーロ。スペインのバルらしく、ビールが1.40ユーロでソフトドリンクのコーラ(1.50ユーロ)より安い。
食後にアイスコーヒーを頼んだら、Café del tiempo(ソロ・デル・ティエンポ、エスプレッソのアイスコーヒーにレモンスライス入り)の氷がコーヒーで出来た氷でした! こんな気の利いた氷をスペインで見たのは初めて。びっくり。
ちなみに、バレンシアではエスプレッソ+氷だけは、Café con hielo(カフェ・コン・イエロ)と言います。こっちが他のスペインの地域で飲まれるアイスコーヒー。Café del tiempoはバレンシアのものなので、他の地域で言っても通じません。少なくとも300キロちょっと先のバルセロナでは「何それ?」という顔をされました。
わたしが頼んだのは、Cortado del tiempo(コルタド・デル・ティエンポ、エスプレッソに牛乳少々)。これは、Cortado del tiempoでもCortado con hielo(コルタド・コン・イエロ)と言っても同じものが出てきます。レモンスライスは入れないから。
そしてスペインのコーヒーで注目したいのが、砂糖の袋の裏側。有名人のやら、無名の人(でも名前と出身地書いてある)の言葉が印刷されていて、おもしろいんです。
わたしの砂糖袋には、
Vive la vida a tope, ya tendremos la eternidad para descansar. Oscar Pardo (Valencia)/目いっぱい生きろ、死んだら永遠にゆっくりしていられる。
と書いてありました。結構普通な文章なので、いろいろな人が言ってそうですが…スペイン語の勉強になるかも? みなさんもスペインのバルでコーヒーを頼んだら、砂糖の袋に注目してみて下さいね!
店舗情報:いわゆるスペインの普通のバル「La menina cafetería」
- 住所:Calle Rodriguez de Cepeda, 23-b, 46021, Valencia
- 電話ː963 694695
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