朝食にクロワッサンの鉄板焼き
スペインのたぶんどこでもあると思うけれど、バレンシアではよく見かけるなぁと思うのが、Croissant a la plancha。その名の通りクロワッサンの鉄板焼きでございます。
これ大抵フランス人からはすごい文句が出る朝ごはんです。気持ちはわかります。だってあのバターたっぷりで外はカリカリ、中は幾重にも層があってふわふわの美味しいクロワッサンを、バルによくある調理用鉄板でコテで押し付けながら焼くんですもん。美味しいクロワッサンが台無し。
でもいいんです。スペインではありなんです。だってスペインの伝統的なクロワッサン美味しくない。
これは、見かけはクロワッサンだけれど、全く別物なのよ…食べてみたらわかるからと食べさせると大体フランス人も納得します。まずいから(笑)。
そんな残念なスペインの伝統的(?)クロワッサン「クロワッサンの鉄板焼き」、わたしは結構好きです。
半分に切って両面を焼く場合もあれば、丸ごと両面焼く方法も。両方ともコテで押し付けながら焼くのでぺったんこです。これにバターやジャムが付いてくるところもありますが私は何もつけない派。美味しくないクロワッサンも焼くと上にかけられたグレーズが香ばしくなり少し美味しくなります。
わたしにとっては初めてバレンシアに留学生として来た1999年頃によくバルで頼んでいた懐かしの味です。今では美味しいフランス風のクロワッサンもありますが当時はこれがクロワッサンの一番おいしい食べ方でした。
ちなみに、オシャレカフェではなくぜひ昔ながらのバルで朝食として試してみてくださいね。オシャレカフェの美味しいクロワッサンではもったいないです(笑)。
えーー(o_o)
そういう食べ物だったんですね…
以前、温めますか?お願いします…
出来きたクロワッサンが厚さ1センチ未満のぺったんこでショックをうけました〜。
それ以来、二度と温めはお願いしてないです。
はい、焼きクロ(日本風に)あるんです。
でも普通に温めてくれるところもあるので、Planchaじゃなくて、温めてって言えばいいと思います。
私は結構好きなんですが、これびっくりしますよね。