火祭り時期のおやつナンバーワン、ブニュエロ(Buñuelo)
バレンシアの火祭りの時にわたしが今か今かと待ちわびているのが、年に一度のお楽しみドライいちぢく入りのブニュエロ(Buñuelo)です。ブニュエロ(Buñuelo)というのは、小麦粉の生地に焼きかぼちゃを練り込んだ揚げ菓子で、チュロスとともに火祭り時期の人気のおやつです。
我が家の近くには、年に1度しか営業しない(普段はみなさん他の仕事をしているそうです)家族経営のブニュエロ(Buñuelo)屋台が出ます。(2012年、2013年と毎年同じような記事書いてます!)知る人ぞ知るって感じで、街中で見かける派手な電飾を使った屋台に比べるとかなり地味ですが中々人気店なのです。他の屋台は機械で生地を練り上げるところが多けれど彼らは全部手捏ね。生地を入れてある焼き物も年季入っています。
彼らの屋台はカウンターも低く、作っているところが全部見えちゃうのでごまかしは一切なし。生地にはちゃんとかぼちゃが練りこまれているのが見えるし、揚げ油も綺麗な物を使っていました。生地はもっちりしていて、冷めても食べられるブニュエロ(Buñuelo)です。
わたしのお気に入りは、ドライいちぢくが入ったブニュエロ(Buñuelo)。ドライいちぢくは、アニスのリキュールをふりかけてしばらく置いてあるので柔らかい食感です。これが隠し味よって言ってました。アニスをお菓子に使用するのはスペインっぽいですね。
生地に練り込むかぼちゃにもこだわっているようで、有機栽培のかぼちゃを購入しそれを知り合いのパン屋に持ち込んで焼いてもらったものを使用しているそうです。
昨日は私達が買った時点でちょうど売り切れでした。お店の人に「毎年ここのブニュエロしか食べないって決めてるんの。何時ぐらいに来たら揚げたてが食べられるかな?」と言ったら、お会計をしてすでにブニュエロ(Buñuelo)を受け取っていたのに、「…全部売り切れたから、今からもう一度揚げるよ。10分待ってくれたらアツアツを出せるからちょっと待って。」と言ってくれました。
いちぢくを生地に包むところも見たかったし、お店のお兄ちゃんがいい人なのでおしゃべりしながら、写真を撮っていたら、あっという間に10分経過。揚げたての分は当然お金を払う予定でしたが、「いいよ、いいよ。さっきのはプレゼント」って4つもサービスしてもらっちゃいました。
ちなみに、熱々を食べられる時間…と言うのは読めないそうです。でも6時、7時と夕方のおやつの時間はやっぱり一番売れるそうですよ。ここのブニュエロ(Buñuelo)屋台は年に1度しか出店しません。1個からも購入出来るので、3月19日の火祭り最終日までに是非試してみて下さい!
店舗情報:ドライいちぢく入りブニュエロ(Buñuelo)の屋台のある場所
毎年大体3月10日を過ぎるとこの場所に出ます↓
- 住所:Calle de San Dionisio, 1, Valencia
もう1年たったのですね。
昨年の火祭りの時、結構時間に余裕でバレンシアで過ごしたのに、ブニュエロ食べ損なっちゃいました(T_T)
Anaさんこんにちは!
いらっしゃったの去年でしたっけ…去年の3月と今年の3月あまりに仕事内容が変わりすぎて何だか遠い過去のよう…。
ブニュエロ食べなかったとはもったいないですね。でも次回のお楽しみということで!