こじんまりしていて可愛いレストラン「The Book」
残念ながら閉店してしまいました。同じ場所に創作系おしゃれペルー料理レストラン「Quina」があり、こちらもお勧めです。
オーナーシェフのアルフォンソさん、またどこかにレストランをオープンしてくれないかなぁ。
引っ越し当日、一段落ついてシャワーを浴び、さてどこでご飯を食べよう…と向かった先は新しいアパートの近くにある地中海料理(+クリエィティブ)レストラン「The Book Restaurant & Lounge」。
こじんまりして可愛い店内で、外から見るとほぼ満席。ディナーのメニューも20ユーロとかなりお得で、客層もわたしたち夫婦のようにアラフォーの人が圧倒的に多かったです。
お得なディナーメニュー20ユーロ
「The Book Restaurant & Lounge」のディナーメニューは前菜が3品、メインは2種類から選択、デザートの構成です。
前菜:サーモンのタタキとTortita de camarón
Tortita de Camarónはスペイン風かき揚げといった感じ。揚げ物好きの夫大喜び
タラのブニュエロ
わたしが一番気に入ったタラのブニュエロ。これ、ものすごくフワッフワなんですよ。間違いなくスペインで食べたタラのブニュエロのうち、一番美味しかったです。
メインは下記から1つ選択だったので、当然1つずつ頼みました。
豚のリブのBBQソース&クスクス
メインでは、パートナーは豚のリブのBBQソース&クスクスがお気に入り。でもお魚も美味しかったですよ。付け合せの野菜の火入れも最高でした。
白身魚(ボラの一種)の焼いたもの
デザート
オレンジ風味のビスコチョ(スペイン風スポンジケーキ)にチョコレートソースとクリームは…マスカルポーネだったかな??
バレンシアで1番お世話になるレストランに!
行き過ぎないクリエイティブな料理は好感度大です。創作料理にありがちな、見た目はキレイだけど、量が少ないってこともありません。ちゃんと最後まで食べるとお腹も満足です。
超高級食材を使わずとも、安くて美味しい旬の食材でメニューを構成し、お客さんに満足してもらえる料理を作るぞ、という努力が見える料理です。もちろんシェフの腕がいいからできることですが。
そして日本人に嬉しいのが、料理の温度。熱い料理は出来たてが湯気を立てて出てきます。これ当たり前じゃんって思うかもしれませんが、バレンシア人は猫舌が多く、日本人には料理がぬるく感じることが多々あるので、これは嬉しい。やっぱり熱いものは熱いうちに食べたい!
料理も素晴らしいのですが、「The Book Restaurant & Lounge」で特筆すべきはシェフ。
どのテーブルでも食事が終わり、そろそろデザートという時にシェフがホールに出てきました。常連、新規のお客さん(わたしたち)関係なく、全てのテーブルに丁寧に挨拶をし、料理の感想を聞いたり、とても感じが良いのです。更に驚くことにホールスタッフを手伝ってデザートまで配っていました! 実は家の近くなのでしょっちゅうシェフの姿を見かけるんですが、通常はホールスタッフの仕事である、テラスの準備や片付けをやっているところを何度も目にしています。なかなかこういう事ができるオーナーシェフっていないと思うのです。もちろん、ホールのスタッフもキビキビしていて、とっても感じがいいです。
「なんてステキなレストランなんだろう、絶対に常連になろう」と決意し、ある日意気込んで予約なしでランチに行ったら、満席で玉砕しましたが。
大好きなカルメン地区(バレンシアの旧市街)から引っ越して、ちょっとさみしかったのですが、近所に超お気に入りレストランが出来て気持ちもUP。アラカルトやランチも是非試さねば!
店舗情報:「The Book Restaurant & Lounge」
残念ながら閉店してしまいました。同じ場所に創作系おしゃれペルー料理レストラン「Quina」があり、こちらもお勧めです。
住所:Calle Antonio Suárez, 29, Valencia
電話:963 20 59 59
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