スペインで春の鯖づくし

バレンシアの中央市場で鯖を大量買い

ちょっと前までは土曜日のお昼は市場で旬（＝激安）の小魚を買ってフライにすることが多かったけれど、暖かくなってきて最近は鯖の季節です。

スーパーでも市場でも大体バレンシアでは、鯖は1キロ2～4ユーロ程度とお財布に優しく、庶民な我が家に有り難いお魚で、ここ何週間は鯖づくしの日々を送っています。

スペインの小さめの鯖を調理

鯖はしめ鯖、鯖味噌、塩焼き、そぼろ、骨の所の身をかいて潮汁、蒲焼き、南蛮漬け、竜田揚げetc. と色々楽しめる魚なので、大体2キロ買って一気に調理＆冷凍庫で保存し1週間で食べきる感じ。

スペインの鯖って日本の鯖と比べると小さくて細めなので調理が楽なように大きめを選び、あらかじめ頭と内臓だけは処理してもらいます。こうすると家に帰ってすぐ三枚におろすだけでいいので後で鯖独特の臭いも気にならなくてストレスフリー！

塩焼き

塩焼きには、自家製のポン酢とレモン塩漬（レモンコンフィ）を沿えて。このレモンの塩漬けはモロッコ料理では定番みたいでクスクス用に作ったのが、和食やサラダにも使えるし、炒め物のちょっとした風味付けにも便利で思った以上に重宝しています。

鯖味噌

バルセロナ在住のMちゃんがくれたお味噌が大活躍！　パートナー君も大好物なので大目に作って冷凍しています。臭み取りのネギは実はネギではなくて、こちらの玉ねぎの青い部分を使っています。

蒲焼き

身がふっくらして、ゴマがよい感じでした。ここにもこちらの玉ねぎの白い部分を焼いたモノを入れています。甘くて美味しい。

しめ鯖

パートナー君大絶賛。炙りにして押し寿司にしました。押し寿司1本分で鯖1匹使ったのでやっぱりこちらの鯖は小さい…。

骨を取るのが面倒だけれど、喜んだのでまた作るか。私は初めに砂糖をまぶし、その後塩で〆てお酢と昆布に漬けます。お酢は普通の米酢＋自家製寿司酢を混ぜたモノ。

おまけの鯖の卵

先々週に買った鯖5匹のうち、3匹が卵を持っていました。
これ、食べる？と言われたので、食べますと即答。鯖の卵なんて初めて見たかも。
魚屋のおばさんはさっとオリーブオイルで焼いて、塩をかけて食べるんだそうです。火を通しすぎると美味しくないと言われたので、オリーブオイルを引いたフライパンにレモン塩漬（レモンコンフィ）を1枚入れて、さっと焼きました。レモン風味が見事にマッチで大満足でした。

市場のおばさん曰く、鯖はイースター時期（スペイン語ではSemana Santa、セマナ・サンタで聖週間）のお魚らしいので、あと2週間ちょっと楽しみたいと思います。