バレンシア市内のお米料理専門店「Racó del Turia」
バルセロナから友達が来たので、バレンシアでしか食べられないハティバの郷土料理「アロス・アル・オルノ」(Arroz al Horno)を食べに行ってきました! 今回お邪魔したのは「Racó del Turia」(ラコ・デル・トゥリア)というアロセリア(Arrocería、お米料理専門店)です。バレンシアでスペイン語学校に通いつつ料理修行をする日本人留学生に教えてもらったお店です。(画像はクリックで拡大されます。)
「Racó del Turia」の内装は白が基調で、ポイントはバレンシア特産の可愛いタイル。壁にはバレンシア出身の画家ホアキン・ソロージャ(Joaquin Sorolla)風の絵画が飾ってあり、トラディショナルで明るい清潔感溢れるお店です。
「Racó del Turia」で食べた物
前菜には軽くサラダ、そして日本でも大人気のガンバス・アル・アヒージョ(Gambas al ajillo)を食べました。
日本では「アヒージョ」の名前で超有名なスペイン料理ですよね。バレンシアではそれほど人気のある料理ではないので余り普段は頼むこともないんですが…さすがはレストランの味で、素材も良い物を使っていました。これなら食べる価値ある!(普段わたしはガンバス・アル・アヒージョは家で作ります。そして、スペインでは「アヒージョ」では通じません。)
そしてメインは4名で、「アロス・アル・オルノ」(Arroz al Horno)を2人前、「パエージャ・デル・セニョレッ」(paella del senyoret)を2人前頼みました。
これは「アロス・デル・セニョレッ」(Arroz del senyoret)と呼ばれることもあります。海老などの殻が全部剥いてあり、食べやすい具だくさん魚介パエリアです。パエージャ・デル・セニョレッも美味しかったんですが、ここの「アロス・アル・オルノ」は本当に美味しかった!!
お米の硬さ、出汁の味、塩加減パーフェクトでした。「Racó del Turia」のお料理はどれも塩加減がきつくないので、日本人向き。食べ終わってから、「アロス・アル・オルノ」だけ4人前にしても良かったねと話したぐらい美味しかったです。
ちなみにこちらのお米料理はどれもボリューム満点。わたしたちは全部食べきりましたが、胃袋の自信がない方は前菜には軽めのものを頼んで下さいね。 生ハムを頼むとその場でカットしてくれますよ。
そしてデザート。スペインはお料理が美味しくてもデザートはイマイチな場所が多いんですが、ここのかぼちゃのプリン(フラン・デ・カラバサ、Flan de Calabaza)は絶品でした! 甘すぎず、きちんとかぼちゃの味がして、超クリーミー。これを選んで大正解。
さつまいものケーキも良かったです。添えられたアイスクリームはトゥロン味で美味でした。
食後酒は、バレンシアで良く飲むモスカテル種の甘いワイン「ミステラ」(Mistela)。ボトルごと置いてくれてまさに古き良きスペインって感じです。
サービスの人は皆とても感じが良く、ホール長の男性は初めていったレストランなのに常連さんみたいに接してくれます。でもやり過ぎじゃなくて…居心地も最高なレストランでした。客層は常連ばかりで、中流以上のスペイン人が多い感じ。ジャージやビーチサンダルだとちょっと入りにくい雰囲気ですが、昼間ならジャケットも皮靴も必要なしです。清潔感のある服装ならOK。ここはバレンシアの中心部からもアクセスがいいし、絶対にリピートします。次は何を食べようかなー!
店舗情報:アロス・アル・オルノが美味しい「Racó del Turia」
- 住所:Calle Ciscar, 10, 46005 València, Valencia
- WEB:https://racodelturia.com/
- 電話:963 95 15 25
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