初めて食べたスペイン料理Migas(ミガス)
彼氏のお母さんは、アンダルシア地方はグラナダ県のそれはそれは小さな山奥の村の出身。
お母さんに日曜日のお昼、Migas(ミガス)をご馳走してもらいました。いわゆるおふくろの味、彼女の生まれた地方の郷土料理です。
お母さんのMigasはセモリナ粉を使い、クスクスのような感じで食べます。
でもMigas(パンくず)という名前からも分かるように、残り物の固いパンで作るレシピもあるし、ミガスの種類もラマンチャ風ミガス、アンダルシア風ミガス、アラゴン風ミガスと色々あるみたい。
一般的にバレンシアではあまり食べない料理なので、初体験です!
お義母さんのMigas(ミガス)
作り方は至って簡単(お母さん談)。
セモリナ粉(Semola)を買ってきて、にんにくをみじん切りにして、オリーブオイル、水、セモリナ粉を弱火で炒め、塩で味を調える。それだけだそうです。
クスクスが好きな人は好きだと思う。
地方によって作り方も違えば、付け合わせが違うよう、数日前にわたしの同僚君(同じくアンダルシアはマラガ出身)は、あぁ、ミガス食べたい! 付け合せには、チョリソとお肉と・・・etcと熱く語っていました。
お母さんのミガスの付け合わせでこれだけは外せない! というのは、ピーマンの焼いた物(オリーブオイルと塩でしっかりおいしく味付けしてあります)、ボケロン(Boqueron。oの上にアクセント記号)と呼ばれる鰯の小さいやつの揚げ物。
そして本日はそれ以外にもおいしいバレンシアのトマト、きゅうり、メロンが付け合せに。切った野菜?メロン?それがねぇー、口がさっぱりしてものすごく合うんですよ! 特にきゅうりがお気に入り。写真を見ると、取り皿が用意されてないのがわかりますか? 自分が食べたいものを直接フライパンの自分に一番近いミガスの上において食べます。・・・あぁ思い出しただけでもよだれが!
チョリソやらお肉やらが付け合せではないので、たくさん食べれるものの・・・ミガスはあとからきます。あとからおなかのなかで水分を吸って膨張します。とても腹持ちのいい食べ物なのです。(前菜として、海老、オリーブオイル、サラミ、パンなども食べましたけれど)
大食いで、早食いのわたしは、お母さんの期待にこたえるべく(?)そして、日本女子の栄誉のために、食べて、食べて、食べまくりました。
夜は夜でソファで、DVD(しかも、ロード・オブ・ザ・リングのPart2でスペシャルバージョン3時間半超え)鑑賞。昼食を食べ過ぎた付けが回り、夕食はサンドイッチのみ。
なんて日曜日だ!! と思ったけれど、これが正しいスペイン式日曜日の過ごし方なのでした。
たまにはこんな日曜日もよいなぁ・・・(まるでいつも活動的みたいじゃないのさ!)お母さん、ごちそうさまでした。そしてMuchas gracias(どうもありがとう)。
このミガスって料理、ここブラジルではfarofa(mandiocaつまり
キャッサバの粉を炒めて作るつけあわせ)のことですね。
年末スペイン再訪旅行をするので食事は気になります、
またいろいろ教えてください。楽しいブログ気に入っています。
はじめまして。ブログへコメント&ご訪問ありがとうございます!
キャッサバ粉でも似た様なものを作るんですね、思わずWikipediaで調べてしまいました。ミガスは・・・付け合せというよりは、パートナー君家族ではまずミガスありきで、一緒に食べるピーマンやら、いわしがなんとなーく付け合せ風に感じるぐらいです。
スペインはどちらにいかれるんですか? 色々なものが食べられるといいですね。わたしも食べることが一番の楽しみです。