バレンシア中央市場で牛タンを1本購入
牛タン祭りとはスペインでは安い牛タンを、これでもかとたくさん食べるイベントです。我が家では不定期開催されています。
スペインにはスライスした牛たんは売っていません。少なくとも10年以上スペインに住んでいますが見たことありません。だから自分で下処理をしないといけないんですよね。でもそのかわり牛たん1本8ユーロぐらい(約1000円)なのでやる価値はあります。
でも、ゲテモノ苦手な人はやめたほうがいいかも。あの動物特有のザラザラとした舌の皮部分がくっついてくるので、それを剥がさないといけないし。画像はすべて大きくなりますが、グロテスクなものが嫌いな人は1枚目の画像は大きくしないでね。
こちらが、売られている状態。わたしはバレンシアの中央市場のコロンビア人がやっている肉屋さんで買いました。どこのお肉屋さんにもあるわけではないので、市場の中を探してみてください。Casquería(カスケリア)と呼ばれる内臓系や、羊の頭(!)などを扱う特殊なお肉屋さんにもあります。
牛タンを下処理
どうせ処理するなら、大きめのものを一気にと思っていたので、4本置いてあった中から、一番大きいやつを選びました。重さは1.2キロで、値段は8.40ユーロです。日本だったらどれ位するかな??
牛タンの下処理の仕方は、ネットで牛タン処理先駆者の奮闘ぶりをチェックしてから始めます。(海外在住者も多いです)
確か、前回は30秒の下茹で(火は中まで通りません)をしましたが、今回は粗塩を舌にもみ込み水で洗い流してから、包丁で少しずつ皮をそぐ方法にしてみました。先端部分は固いのでタンシチューにします。根本(喉側)の部分は薄くスライスして、タン塩などにする予定。焼く用の部分をラップでくるみ、形を整え、冷蔵庫で冷凍します。手で薄くスライスするには、少し冷凍させる必要があります。
先端部分は、タンシチューにするので、皮がついたままお鍋にドボン。アクがどんどん出てくるので、多めの熱湯で30分は下茹でします。30分ぐらいしたら、鍋から皮付きの牛タンを取り出して皮をそぎ、またお鍋に戻してまた30分ぐらいゆでます。
こちらが、冷凍した後に手でスライスした牛タン。いい色で、脂もよくのっています。小分けにして冷凍すると便利ですが…今回は友人を招いての「牛タン祭り」なので、一気に全部食べる予定。一度解凍したものをまた冷凍して大丈夫なの? という質問がありそうですが、今までお腹を壊したことはありません。でも自己責任でお願いします。
この薄切り部分はタン塩と醤油麹+酒で食べようと思います。タンシチューも準備しましたが、トマトを入れすぎたか赤ワインが酸化しすぎていたかでちょっと酸っぱい。これはソースをもう少し工夫するか、テーブルに出すときは生クリームをかけようと思ってます。
今週末の牛タン祭り、楽しみです!
牛タンうまいよねー。
こっちでも1キロ1000円ちょっとで売ってる。
前はグロいなーって素通りしてたけど、一度自分で処理したら、平気になった。とはいっても、食べるのはエマと私だけなんだけどね。
南アに旅行に行った時に、キリンに餌をあげるという体験をして、キリンが舌で餌を巻きとっていく時の触感が、処理前の牛タンと一緒で一人で笑ってしまった。こんなこと考えてる人、他にはいないだろうね。
近くにいたら、ぜひ参加するのになー。
ゆかりちゃん来るなら2本買うよっ! そうそう、慣れちゃえば全然OKだよね。キリンも牛も、馬も、みんな同じような感じなんだろうね。猫の舌もザラザラ。
今日市場に行ったら1キロ5ユーロのところを見つけたので次はそちらで買います。そっちって牛タン食べるの?
フランスの人が食べてるのかなと思ってるんだけど、レバノンかもしれない。いわゆる外国人向けのスーパーだから。ローカルの市場にもいくけど、肉は冷蔵設備もなくてハエぶんぶん飛んでるから、さすがに買ったことない。タン塩とか、昔韓国人の友達に教えてもらった焼肉のタレで食べてる。基本食いしん坊だから、こういう手間ってそれほどいやじゃなかったりする。