クリスマスの風物詩と言えば、クリスマスツリー。
でも、スペインでクリスマスツリーよりも伝統的な風物詩と言えば、Belen(ベレン)。ベレンとはベツレヘム(都市)のことでもあり、イエス・キリストの誕生の様子を人形で表したものでもあります。(誕生のシーンだけでなく、大きなモノでは、東方三賢人がキリストに贈り物をもって現れる場面まで含まれたベレンや、本物の動物まで動員しちゃっているものあります。)
ベレンを見ると、季節の風物詩で人形ということでひな祭りを思い出すのはわたしだけ??
ということで、一般家庭だけに限らず、ショッピングセンター、教会、お店のウィンドーなど人が集まるところにはベレンあり、というのがスペインのクリスマスです。
同じカソリック教徒が多いアイルランドでは、東方三賢人がやってくる1月6日までクリスマスというコンセプトは一緒でも(=クリスマスツリーは1月6日にしまう)、ベレンはなかったな・・・。
このベレン、手のひらサイズのものから、普通の家庭でもミニチュアを買って丁寧に仕上げる人もいるそうです。
え? うち? うちは何もありません。クリスマスツリーさえも。殺風景なものです。
猫がいると、色々制約があるということにしておいてください。
Mercado Colon(コロン市場)は、かつて市場だったスペースで、美しく修復された建物が目を引きます。そして、オシャレなカフェスペースになっているので、ベレンと大きなクリスマスツリーを見学するついでにゆっくりお茶でも。
少し値段設定は高めですが、オープンエアースペースのストーブの横を陣取ってクリスマスを楽しむ人々を眺めるのも楽しいですよ。
12月10日からは毎日19時半から合唱団の歌声が楽しめたり、クリスマスに関するイベントが目白押し。
真横にあるショッピングセンターGaleria Jorge Juan(ガレリア・ホルヘ・フアン。毎年大きなベレンが出ますが、今年は不況のため? 少し規模が小さめ)のベレンも有名です。
こちら↑のリンクでも紹介されている、Nuevo Centro(ヌエボ・セントロ、ショッピングセンターです)のベレンを見に行ったお義姉さんと、姪っ子のクララちゃん。世界のベレン展ということで、「日本のもあったよ!」と、報告してくれたのですが、話をよく聞いてみると・・・それは「こけし」だったようです。
こけしか・・・。
コメント